来週の相場展望

来週の相場展望「評価余地のある上方修正期待の好業績株で地政学的リスクを乗り越えろ!」

今週の株式相場は、買い気の乏しい展開となっていた先週の流れから、週明け月曜日には一旦見直されたものの、火曜日には買い気も鈍く軟化。水曜日には大きく売り込まれたあと、木曜日は見直しも限られており、やや調整色が強まっています。

日経平均株価は、先週末の19900円台から、月曜日には大台20000円奪回を果たしたものの、火曜日は大台割れ。水曜日には19800円割れから、金曜日も19700円台での推移となるなど、水準を切り下げてきました。

先週は、決算シーズン入りで企業業績など個別材料重視の流れが強まり、株価指数は方向感を欠く流れとなっていたと思います。

先週末発表の米雇用統計が市場予想を上回り、米国株高、円安推移とともに週明け月曜日には買い進まれる展開。直近調整の中核銘柄や決算評価銘柄を中心に見直されました。

利益確定売りや円買い圧力が重しとなり、火曜日には売り直される展開。決算銘柄への物色も偏りが見られており、日程面を意識したポジション調整も重しに。

北朝鮮の小型核弾頭製造成功、トランプ大統領の北朝鮮牽制発言に対して北朝鮮側もグアム攻撃検討を伝え、米朝関係の先行き懸念から地政学的リスクが高まり、水曜日にはリスク回避の流れを急速に強め、日経平均株価は257円安の大幅続。6月以来の安値更新を余儀なくされました。

木曜日にはリバウンド期待から見直し買いが先行したものの、週末三連休を控える日程面もポジション調整を誘い、戻り売りが重しとなっています。

さて、前回配信版では「決算発表シーズンもいよいよ後半戦へ! 低売買単価銘柄で決算リスクの軽減を!」と題していました。

さらに「決算発表を確認したあとでも第1四半期の段階で通期業績予想の増額修正を行うなど業績絶好調銘柄、市場コンセンサスを上回った銘柄などは、決算シーズン後も素直に評価を集めるのではないでしょうか」とも指摘していたと思います。

月曜日には、先週水曜日前引け後配信の電話会員情報で買い推奨していた小糸製作所<7276>が目標株価を達成。すでに決算開示を済ませていますが、評価余地に着目した買いが押し上げ要因となりました。

火曜日には、先週金曜日のインターネット会員A情報で買い推奨していたユニプレス<5949>が目標株価を達成。月曜日のエントリーから、引け後開示の決算を好感した買いを集めており、決算先回り買いが報われています。

さらに、先月25日引け後に配信した『厳選5銘柄付き』市況分析レポート「決算急騰株を先回り買い!」の提供銘柄・WDBホールディングス<2475>も目標株価を達成しました。

同社株も先週4日引け後発表の決算で前営業日に上伸、さらに決算評価の買いが加わった火曜日で目標株価達成を果たすなど、評価余地に着目した買いが押し上げ要因となっています。

木曜日には、今週水曜日前引け後配信のベーシックプランで買い推奨していたペッパーフードサービス<3053>がわずか1営業日で目標株価を達成。水曜日後場でのエントリーから、エントリー後の引け後に東証1部指定替えを発表、インデックスファンドの買い需要発生を先回りした買いを伴って水準を切り上げてきています。

1部昇格が手がかりとなりましたが、同社株はすでに先月段階で決算を開示済。上方修正を実施し、分割発表も行うなど、実態面は申し分なく、評価余地からも狙える銘柄だったのではないでしょうか。

さて、にわかに高まった米朝間での地政学的リスクの行方が懸念されますが、来週15日にも北朝鮮は「祖国解放記念日」の祝日となり、軍事活動への警戒が高まる局面はしばらく続きそう。

また、材料物色を集めていた決算発表もピークアウト。来週半ばからは決算発表が出揃ったあと、業績の悪いものを売って、業績の良いものに乗り換える「選別物色」の局面に移行していきます。

そこで来週は「評価余地のある好業績株」に注目してみてください。好調な決算発表後もしばらく決算評価が持続しそうな評価余地のある株であれば、決算シーズン後も物色継続が見込まれるのではないでしょうか。これまで開示された決算短信、決算資料を分析しながら、物色対象となる「上方修正期待株」を手掛けていきたいところです。

-来週の相場展望