株式市況「日経平均株価は321円安の4日ぶり反落 円高推移で後場一段安 25日移動平均線が上値抵抗に 大台や5日移動平均線に接近」
昨晩の米国市場は大幅下落。パウエル新FRB議長の議会証言でインフレ加速見通しを示し、利上げペースアップを懸念した売りに押されています。
ダウ平均株価は、前営業日比299.24ドル安の25,410.03ドル。ナスダック総合指数は91.11ポイント安の7,330.35ポイントで取引を終えました。
為替相場では議会証言を切っ掛けにドルが買い進まれており、東京時間帯早朝では1ドル107円台半ば、1ユーロ131円台半ばで推移しています。
東京株式市場では、米国株反落を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は22,292円の反落スタートに。
寄り付き後は、ドル円堅調展開を受けて日経平均株価の下げ幅も限定的。小幅安水準でのもみあいに終始しました。
ただ、午後からは予想下ブレの中国経済指標、日銀の国債買い入れオペ減額を受けて円高が進んでおり、後場一段安となっています。
日経平均株価終値は、321.62円安の22,068.24円。東証1部の売買代金は概算で2兆9369億円。東証1部の売買高は概算で15億4229万株。値上がり銘柄は679(32%)に対し値下がりは1326(64%)、変わらずは62(3%)となりました。
日経平均株価の反落とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクグループ<9984>、メガバンクの三井住友FG<8316>、三菱UFJFG<8306>、みずほFG<8411>が揃って下落、指数を押し下げています。
前営業日に買い進まれていたハイテクの東京エレクトロン<8035>、日本電産<6594>、SUMCO<3436>、キーエンス<6861>、アルプス電気<6770>、安川電機<6506>が下落。トヨタ<7203>、ソニー<6758>、日産自動車<7201>なども売られました。
売買代金上位では、格上げや新高値銘柄の順張り資金を集めたブイ・テクノロジー<7717>、アマゾンからの需要シフトで楽天<4755>、材料人気のIGポート<3791>、バイオ関連のラクオリア創薬<4579>などが短期資金で賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に鉱業、鉄鋼、石油石炭、紙パルプ、銀行、輸送用機器、不動産、その他金融、機械、電気ガス、証券商品、非鉄、建設、保険などが並びました。
一方、値上がりは精密機器、空運の2業種となっています。
個別では、増額の日本電子<6951>、月次好調のクスリのアオキ<3549>、新規カバレッジのスター・マイカ<3230>、ベルーナ<9997>などが物色されました。
新興市場では、PKSHA<3993>、フィル・カンパニー<3267>、ブライトパス<4594>、アトラエ<6194>、ディー・ディー・エス<3782>、IGポート<3791>、ラクオリア創薬<4579>、明豊エンタープライズ<8927>、歯愛メディカル<3540>などが賑わっています。
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