株式市況 「日経平均株価は74円高の続伸 進展期待の米朝首脳会談を睨んで思惑交錯 一時大台23000円台奪回も 低位材料株に賑わい」
昨晩の米国市場は堅調。G7通過や米朝首脳会談での地政学的リスク後退を先回りした買いを集めています。
ダウ平均株価は、前営業日比5.78ドル高の25,322.31ドル。ナスダック総合指数は14.41ポイント高の7,659.93ポイントで取引を終えました。
為替相場では地政学的リスク後退期待で円が売られる展開となっています。
東京市場は円安推移を好感した買いが先行。日経平均株価始値は22,977円の続伸スタートに。
寄り付き後は、円売り一巡や米朝首脳会談内容を見極めたいとの手仕舞いが働き、伸び悩む展開。日経平均株価はマイナスに転じたあと再び買い直される場面もあり、再度軟化するなど、米朝首脳会談を睨んで乱高下を見せました。
後場では前場終値近辺での小動き、様子見ムードを強める展開。合意文書署名後は引け後のトランプ米大統領の会見を控えて思惑が交錯しています。
日経平均株価終値は、74.31円高の22,878.35円。東証1部の売買代金は概算で2兆3089億円。東証1部の売買高は概算で12億3809万株。値上がり銘柄は1126(53%)に対し値下がりは858(41%)、変わらずは105(5%)となりました。
日経平均株価の続伸とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクグループ<9984>、電気機器の日本電産<6594>、パナソニック<6752>、キヤノン<7751>なども買われており、指数を押し上げています。
一方、トヨタ<7203>、コマツ<6301>、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>、信越化学工業<4063>などが売られました。
売買代金上位では、材料性で武田薬品<4502>、低位材料株の不二サッシ<5940>、内需系のリクルートホールディングス<6098>、JR東日本<9020>、キリンホールディングス<2503>なども賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に陸運、石油石炭、食料品、サービス、小売、水産農林、医薬品、ゴム製品、建設、精密機器、紙パルプ、電気ガス、電気機器、不動産などが並びました。
一方、値下がりは海運、保険、輸送用機器、機械、鉄鋼、金属製品、非鉄、化学、鉱業、卸売などとなっています。
個別では、月次評価でMonotaRO<3064>、カバレッジ開始のピジョン<7956>、目標株価引き上げのトナミホールディングス<9070>などが物色されました。
新興市場では、アップバンク<6177>、サイバーダイン<7779>、サンバイオ<4592>、ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>、アプリックス<3727>、テリロジー<3356>、シンワワイズ<2437>、シーズメン<3083>、キーホルダー<4712>などが賑わっています。
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