株式市況 「日経平均株価は8円高の反発 金融政策確認の後場で切り返す 予想通りの方針変更で安堵感 TOPIXは続落着地」
昨晩の米国市場は下落。大型テクノロジー関連の調整が続いており、見切り売りが広がっています。
ダウ平均株価は、前営業日比144.23ドル安の25,306.83ドル。ナスダック総合指数は107.42ポイント安の7,630.00ポイントで取引を終えました。
為替相場では株安とともにドル売り圧力が強まっています。
東京市場は米国株安を嫌気した売りと金融政策を睨んだ買い手控えが先行。日経平均株価始値は22,472円の続落スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価が先週23日以来の下値を試す動き。下値確認後は売り方の買い戻しを伴って下げ渋りました。
後場では金融政策睨みのなか、金融政策決定会合で現状維持が伝わり、金融緩和継続のための枠組み強化やETF資産買い入れの日経平均株価型減額、TOPIX型増額が伝わると安堵感が高まり、日経平均株価はプラス転換。メガバンクへの物色は続かず、大引けでは伸び悩んでいます。
日経平均株価終値は、8.88円高の22,553.72円。東証1部の売買代金は概算で3兆2635億円。東証1部の売買高は概算で19億7243万株。値上がり銘柄は613(29%)に対し値下がりは1436(68%)、変わらずは54(2%)となりました。
日経平均株価の反発とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、TDK<6762>などが上昇。中核銘柄の日産自動車<7201>、東京エレクトロン<8035>、JT<2914>なども買われており、指数を押し上げています。
一方、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>のほか、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、コマツ<6301>、デンソー<6902>、第一生命<8750>なども売られました。
売買代金上位では、決算評価のオリエンタルランド<4661>、目標株価引き上げの塩野義製薬<4507>、決算期待の武田薬品<4502>などは賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位にその他金融、銀行、電気ガス、空運、紙パルプ、繊維製品、保険、卸売、輸送用機器、その他製品、化学、金属製品などが並びました。
一方、値上がり上位は海運、ゴム製品、鉱業、倉庫運輸、ガラス土石、精密機器、医薬品、石油石炭となっています。
個別では、楽天<4755>との資本業務提携でぐるなび<2440>、分割発表のイー・ギャランティ<8771>、増額の黒崎播磨<5352>、日本冶金工業<5480>、決算評価のコムチュア<3844>などが物色されました。
新興市場では、GAテクノロジー<3491>、プロレド・パートナーズ<7034>、エクスモーション<4394>、アクリート<4395>、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>、日本マクドナルドホールディングス<2702>、ブロッコリー<2706>などが賑わっています。
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