株式市況 「日経平均株価は180円安の6日続落 日米貿易問題浮上でリスク回避続く 中核銘柄も軟調銘柄目立つ 復興関連物色は継続」
昨晩の米国市場は軟調。半導体関連の先行き懸念が強まり、景気敏感株を中心に売られています。
ダウ平均株価は、前営業日比20.88ドル高の25,995.87ドル。ナスダック総合指数は72.45ポイント安の7,922.73ポイントで取引を終えました。
為替相場ではトランプ米大統領が日本に対する貿易問題を挙げたことを嫌気した円買いが優勢となっています。
東京市場は円高推移を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は22,351円の続落スタートとなっています。
寄り付き後は、節目22300円割れで下値探りの動きから、軟調もみあいで推移しました。
後場寄りも売りが優勢、節目22200円を割り込んだあとは下げ渋る動きとなっています。
日経平均株価終値は、180.88円安の22,307.06円。東証1部の売買代金は概算で2兆2622億円。東証1部の売買高は概算で13億961万株。値上がり銘柄は673(31%)に対し値下がりは1343(63%)、変わらずは90(4%)となりました。
日経平均株価の6日続落で日経平均株価構成比率上位のソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>らが軟調。指数を押し下げています。
また、中核銘柄のトヨタ<7203>、東京エレクトロン<8035>、ソニー<6758>、武田薬品<4502>、村田製作所<6981>、日産自動車<7201>なども下落しました。
売買代金上位では、任天堂<7974>、三菱商事<8058>らが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に石油石炭、電気機器、金属製品、鉱業、機械、ガラス土石、建設、非鉄、輸送用機器、ゴム製品、証券商品、化学などが並びました。
一方、値上がりは電気ガス、陸運、紙パルプ、空運、水産農林、その他製品、小売などとなっています。
個別では、復興関連のデンヨー<6517>、月次好調のすかいらーく<3197>などが物色されました。
新興市場では、GAテクノロジーズ<3491>、フィンテックグローバル<8789>、ALBERT<3906>、ANDFACTORY<7035>、オイシックス<3182>、フォーサイド<2330>、ブロードバンドタワー<3776>などが賑わっています。
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