株式市況「日経平均株価は337円安の5日続落 今年初の25日移動平均線割れ 中核銘柄が軒並み安 インバースＥＴＦ、決算材料株が賑わう」
昨晩の米国市場は下落。原油相場下落を受けてエネルギー関連の下げが相場を押し下げています。
ダウ平均株価は、前営業日比177.23ドル安の26,439.48ドル。ナスダック総合指数は39.27ポイント安の7,466.51ポイントで取引を終えました。
為替相場では米大統領の一般教書演説を控えてドルが堅調、東京時間帯早朝では1ドル108円台後半、1ユーロ134円台後半で推移しています。
東京株式市場では、米国株安を受けて売りが先行。日経平均株価始値は23,559円の続落スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が節目23500円での攻防が確認されたあと、下押しとともに下げ幅を広げました。
円買い圧力も確認されており、25日移動平均線割れも確認されたことで、後場一段安となっています。
日経平均株価終値は、337.37円安の23,291.97円。東証1部の売買代金は概算で3兆3216億円。東証1部の売買高は概算で17億272万株。値上がり銘柄は255（12％)に対し値下がりは1760（85％)、変わらずは48（2％）となりました。
日経平均株価の続落とともに日経平均株価構成比率上位のソフトバンク<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、メガバンクの三井住友ＦＧ<8316>、三菱ＵＦＪＦＧ<8306>、、みずほＦＧ<8411>が揃って下落。指数を押し下げています。
任天堂<7974>、キーエンス<6861>、東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>など値嵩株も安く、中核銘柄のトヨタ<7203>、ソニー<6758>、日産自動車<7201>、日本電産<6594>、ＫＤＤＩ<9433>なども売られました。
売買代金上位では、指数インバース型ＥＴＦの日経ダブルインバース<1357>、決算評価の日立建機<6305>、ＳＢＩホールディングス<8473>などが個別で賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の全業種が下落。値下がり上位に石油石炭、鉱業、その他金融、建設、電気機器、ガラス土石、その他製品、保険、サービス、卸売、化学、水産農林などが並びました。
一方、値下がり下位は紙パルプ、輸送用機器、倉庫運輸、陸運、ゴム製品、機械、小売、鉄鋼、精密機器、食料品などとなっています。
個別では、決算評価のハマキョウレックス<9037>、ＪＳＲ<4185>、キヤノン電子<7739>、横河ブリッジ<5911>、コムチュア<3844>などが物色されました。
新興市場では、サンバイオ<4592>、ブライトパス<4594>、メドレックス<4586>、レノバ<9519>、ラクオリア創薬<4579>、エヌエフ回路設計ブロック<6864>、レカム<3323>、明豊エンタープライズ<8927>、ジオマテック<6907>などが賑わっています。
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