日経平均株価は26円高の3日続伸 反落スタートから切り返し高値引け 中核銘柄は堅調展開も材料物色選好 決算銘柄、テーマ株に賑わい
昨晩の米国市場は軟調。主力企業の決算に対する見方が分かれたほか、消費者信頼感指数の低下も売り材料視されています。
ダウ平均株価は、前営業日比53.76ドル安の18,169.27ドル。ナスダック総合指数は26.43ポイント安の5,283.40ポイントで取引を終えました。
為替相場では、米国株安とともにドル高、円安が一服。東京時間帯早朝では1ドル104円台前半、1ユーロ113円台前半の水準で取引されています。
東京株式市場では、外部要因軟化で利益確定売りが先行。日経平均株価始値は17329円の反落スタートに。
寄り付き後は、押し目買いで日経平均株価は下げ渋り。利益確定売りをこなし、底堅い展開となりました。
円安推移で後場寄りからも買いが優勢。切り返すと前営業日高値を上回り、高値引けとなっています。
日経平均株価終値は、26.59円高の17,391.84円。東証1部の売買代金は概算で1兆8114億円。東証1部の売買高は概算で15億8904万株。値上がり銘柄は1286(64%)に対し値下がりは557(28%)、変わらずは143(7%)となりました。
指数続伸でメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、日経平均株価構成上位のファナック<6954>、ソフトバンク<9984>が堅調。指数構成上位の上昇が指数を押し上げています。
前営業日上昇のJR九州<9142>、短期資金を集めていた任天堂<7974>、三菱自動車<7211>に利益確定売り。新興軽量級のメタップス<6172>、決算売りのコマツ<6301>なども下げました。
売買代金上位では、たばこ増税観測でJT<2914>、好業績観測報道のNTTドコモ<9437>、増額の太平洋セメント<5233>、格上げのHOYA<7741>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に精密機器、不動産、食料品、建設、水産農林、情報通信、電気ガス、鉄鋼、化学、非鉄、繊維製品、その他金融、サービスなどが並びました。
一方、値下がりは鉱業、ゴム製品、輸送用機器、機械、保険、海運、電気機器となっています。
個別では、資本業務提携のキリン<2503>、コカウエスト<2579>、コカイースト<2580>、決算銘柄のSMK<6798>、あすか製薬<4514>、鉄建<1815>、カバレッジ開始のくらコーポレーション<2695>などが物色されました。
新興市場では、ユーザベース<3966>、TOKYOBASE<3415>、フィックスターズ<3687>、マイネット<3928>、バルニバービ<3418>、FVC<8462>、アエリア<3758>、ジェイテック<2479>、アイサンテクノロジー<4667>、マルマン<7834>、ユニバーサル園芸<6061>などが賑わっています。