株式市況「日経平均株価は68円安の反落 手仕舞い売りが主導 中核銘柄は高安まちまち 材料株や直近IPOが活躍」
昨晩の米国市場は高安まちまち。金融関連やテクノロジー関連は物色を集めたものの、公益株やヘルスケアなどは安く、まちまちな反応となっています。
ダウ平均株価は、前営業日比15.55ドル安の20,934.55ドル。ナスダック総合指数は0.71ポイント高の5,900.76ポイントで取引を終えました。
為替相場では、ドル円も方向感を欠く流れ。東京時間帯早朝では1ドル113円台前半、1ユーロ122円台前半の水準で取引されています。
東京株式市場では、週末三連休を控えて手仕舞い売りが先行。日経平均株価始値は19510円の反落スタートに。
寄り付き後は、積極的に下値を売り込む向きも限られており、節目19500円近辺での安値もみあいに終始しました。
後場も方向感を欠く動き。日中値幅は60円に限られています。
日経平均株価終値は、68.55円安の19,521.59円。東証1部の売買代金は概算で2兆4595億円。東証1部の売買高は概算で20億1361万株。値上がり銘柄は742(36%)に対し値下がりは1116(55%)、変わらずは148(7%)となりました。
指数反落とともにトヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>、三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、三菱重工<7011>、富士重工業<7270>、日立<6501>なども安く、指数を押し下げています。
一方、ファーストリテイリング<9983>、ソニー<6758>、KDDI<9433>、みずほFG<8411>、キヤノン<7751>などが買われており、指数を下支えしました。
売買代金上位では、増産報道の任天堂<7974>、政府支援観測の伝わった東芝<6502>、目標株価引き上げのファナック<6954>などが個別物色を集めています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に海運、石油製品、電気ガス、不動産、医薬品、輸送用機器、その他金融、陸運、非鉄、ガラス土石、倉庫運輸、鉄鋼、繊維製品などが並びました。
一方、値上がりはその他製品、紙パルプ、証券商品、金属製品となっています。
個別では、中国問題後退の良品計画<7453>、目標株価引き上げの日清オイリオグループ<2602>などが物色されました。
新興市場では、うるる<3979>、ドリコム<3793>、Aiming<3911>、ミクシィ<2121>、エニグモ<3665>、WASHハウス<6537>、アエリア<3758>、明豊エンタープライズ<8927>、ユークス<4334>などが賑わっています。