株式市況「日経平均株価は50円安の反落 戻り売りで5日移動平均線攻防 東芝<6502>、シャープ<6753>が軟調 防衛関連、材料株に短期資金」
昨晩の米国市場は売り買い交錯。エネルギー関連は底堅く推移したものの、地政学リスクの高まりが重しとなっています。
ダウ平均株価は、前営業日比1.92ドル高の20,658.02ドル。ナスダック総合指数は3.11ポイント高の5,880.93ポイントで取引を終えました。
為替相場では、1ドル111円割れのドル弱含み。東京時間帯早朝では1ドル110円台後半、1ユーロ117円台前半の水準で取引されています。
東京株式市場では、。前営業日に見直されていた経緯から円高推移とともに売り優勢の立ち上がり。日経平均株価始値は18717円の反落スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が一旦下げ渋るも前引けにかけて戻り売りに押される展開となりました。
。難地合いが継続しており、後場では前場安値を割り込む動きが見られたものの、下値は限られており、安値もみあいで推移しています。
日経平均株価終値は、50.01円安の18,747.87円。東証1部の売買代金は概算で1兆8634億円。東証1部の売買高は概算で16億9117万株。値上がり銘柄は504(25%)に対し値下がりは1384(68%)、変わらずは124(6%)となりました。
指数反落とともにメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、日経平均株価構成比率上位のソフトバンク<9984>、ファナック<6954>なども安く、指数を押し下げています。
外需関連のソニー<6758>、キヤノン<7751>、内需系のJR九州<9142>、リクルートホールディングス<6098>なども軟調。前営業日に賑わっていたペプチドリーム<4587>も利益確定売りに押されました。
売買代金上位では、東芝<6502>、シャープ<6753>が軟調だった半面、信用規制解除のアエリア<3758>、直近IPOのソレイジア・ファーマ<4597>、防衛関連の石川製作所<6208>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に石油製品、海運、機械、電気機器、金属製品、証券商品、鉱業、銀行、サービス、その他金融、卸売、空運、繊維製品などが並びました。
一方、値上がりは不動産、保険、陸運、小売、鉄鋼、水産農林、食料品、医薬品などとなっています。
個別では、決算評価の新日本無線<6911>、ヨンドシーホールディングス<8008>、新規カバレッジのEIZO<6737>などが物色されました。
新興市場では、メドレックス<4586>、サイバーステップ<3810>、イグニス<3689>、メタップス<6172>、アエリア<3758>、細谷火工<4274>、興研<7963>などが賑わっています。