株式市況「日経平均株価は49円高の反発 大台攻防も伸び悩む メガバンクが振るわず 短期売買対象に資金流入」
昨晩の米国市場は上昇。金融関連やエネルギー関連の上昇が相場を押し上げています。
ダウ平均株価は、前営業日比85.33ドル高の20,981.94ドル。ナスダック総合指数は28.44ポイント高の6,149.67ポイントで取引を終えました。
為替相場では、原油相場上昇がドルの押し下げ要因に。東京時間帯早朝では1ドル113円台後半、1ユーロ124円台後半で推移しています。
東京株式市場では、は米国株高を好感した見直し買いが先行。日経平均株価始値は19953円の反発スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が大台2万円に迫る動きを見せたものの、大台奪回ならず、伸び悩む展開となりました。
後場では、節目19900円を挟んで小高い水準でのもみあいに。売り買い交錯が確認されています。
日経平均株価終値は、49.97円高の19,919.82円。東証1部の売買代金は概算で2兆6603億円。東証1部の売買高は概算で21億7425万株。値上がり銘柄は1130(56%)に対し値下がりは767(38%)、変わらずは118(5%)となりました。
指数反発とともに日経平均株価構成比率上位のソフトバンク<9984>、中核銘柄のNTT<9432>、JT<2914>、日立<6501>、ソニー<6758>、自動車のトヨタ<7203>、スズキ<7269>、SUBARU<7270>なども上昇、指数を押し上げています。
一方、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>などは軟調。材料性で物色されていた東芝<6502>、野村不動産ホールディングス<3231>なども売り直されました。
売買代金上位では、材料性で任天堂<7974>、決算評価でブイ・テクノロジー<7717>、新興軽量級のソレイジア・ファーマ<4597>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に紙パルプ、石油製品、食料品、倉庫運輸、情報通信、精密機器、空運、卸売、輸送用機器、ゴム製品、化学、海運などが並びました。
一方、値下がり上位には鉱業、不動産、保険、その他金融、銀行、小売、非鉄、証券商品、機械業、繊維製品、金属製品となっています。
個別では、決算銘柄のアサヒグループホールディングス<2502>、ジャストシステム<4686>、三井製糖<2109>などが物色されました。
新興市場では、ビーグリー<3981>、ドリコム<3793>、うるる<3979>、プレシジョン<7707>、インターネットインフィニティー<6545>、メイコー<6787>、アズジェント<4288>、フェローテック<6890>、UTグループ<2146>、ブロッコリー<2706>などが賑わっています。