株式市況「日経平均株価は103円高の反発 大台20,000円を奪回 指数構成比率上位に見直し買い 決算銘柄の反応が中心」
先週末の米国市場は上昇。注目された米雇用統計が予想を上回り、幅広い銘柄が上昇しています。
ダウ平均株価は、前営業日比66.71ドル高の22,092.81ドル。ナスダック総合指数は11.22ポイント高の6,351.56ポイントで取引を終えました。
為替相場では、予想超過の米雇用統計を手掛かりにドルが上昇、東京時間帯早朝では1ドル110円台後半、1ユーロ130円台半ばで推移しています。
東京株式市場では、外部要因改善を受けて見直し買いが先行。日経平均株価始値は20059円の反発スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価の大台奪回から戻り売りをこなして堅調もみあいとなりました。
後場も底堅く推移しており、TOPIXは年初来高値を更新。日経平均株価日中値幅は49円と膠着も25日移動平均線上を保つ動きとなっています。
日経平均株価終値は、103.56円高の20,055.89円。東証1部の売買代金は概算で2兆353億円。東証1部の売買高は概算で15億590万株。値上がり銘柄は1397(69%)に対し値下がりは514(25%)、変わらずは111(5%)となりました。
指数反発とともにメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>が好調。指数を押し上げています。
決算評価でトヨタ<7203>、ミネベアミツミ<6479>、鹿島建設<1812>、東レ<3402>、中核銘柄の伊藤忠<8001>、スズキ<7269>、SUBARU<7270>なども買われました。
売買代金上位では、任天堂<7974>、コンテンツ関連のアカツキ<3932>、限定付き適正意見付き決算観測の東芝<6502>などが短期資金で賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に建設、繊維製品、輸送用機器、金属製品、電気ガス、非鉄、証券商品、情報通信、紙パルプ、卸売、機械、鉄鋼、空運、精密機器などが並びました。
一方、値下がり上位は水産農林、ゴム製品、海運、陸運、石油製品などとなっています。
個別では、増額のケーヒン<7251>、コムシスホールディングス<1721>、フルキャストホールディングス<4848>、決算銘柄ではスクウェア・エニックスホールディングス<9684>、WDBホールディングス<2475>、東レ<3402>などが物色されました。
新興市場では、アカツキ<3932>、アクセルマーク<3624>、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>、グノシー<6047>、アトミクス<4625>、INEST<3390>、ニッポン高度紙工業<3891>、ビーマップ<4316>などが賑わっています。