株式市況「日経平均株価は127円安の大幅反落 地政学的リスクの高まりを嫌気 中核銘柄に手仕舞い広がる IPOは資金循環で明暗」
昨晩の米国市場は堅調。前営業日に売られたアップルが見直されたほか、公益株などを中心に底堅い展開となっています。
ダウ平均株価は、前営業日比28.09ドル高の24,774.30ドル。ナスダック総合指数は3.09ポイント高の6,939.34ポイントで取引を終えました。
為替相場では、ユーロを中心に底堅い展開。東京時間帯早朝では1ドル113円台前半、1ユーロ134円台後半で推移しています。
東京株式市場では、米国株上昇を好感した買いが先行。日経平均株価始値は22,912円の小幅続伸スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が前営業日高値を上抜け、前引けにかけて上値志向が高まりました。
後場では、地政学的リスクの高まりで1ドル113円割れの円高推移とともに換金売りが優勢。マイナスに転じると下げ幅を広げています。
日経平均株価終値は、127.23円安の22,783.98円。東証1部の売買代金は概算で1兆7305億円。東証1部の売買高は概算で9億9736万株。値上がり銘柄は606(29%)に対し値下がりは1353(65%)、変わらずは103(4%)となりました。
日経平均株価の後場急落とともにメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>などが安く、指数を押し下げています。
外需関連のトヨタ<7203>、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>、キヤノン<7751>なども軟調。短期資金で賑わっていたヴィスコテクノロジー<6698>、サインポスト<3996>、オプティマスグループ<9268>なども換金売りに押されました。
売買代金上位では、直近IPOのABホテル<6565>、要興業<6566>が活況高。バイオ関連のラクオリア創薬<4579>、貴金属市況上昇で住友鉱山<5713>なども賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に銀行、証券商品、水産農林、石油製品、保険、その他製品、不動産、その他金融、倉庫運輸、建設、サービス、陸運、電気機器などが並びました。
一方、値上がりは非鉄、電気ガス、鉄鋼、医薬品の4業種となっています。
個別では、ファンド大量保有の片倉工業<3001>、増額の大阪有機化学工業<4187>、ディー・エヌ・エー<2432>、月次評価のクスリのアオキ<3549>などが物色されました。
新興市場では、ロコンド<3558>、アークン<3927>、アトラエ<6194>、ティーケーピー<3479>、レイ<4317>、ランシステム<3326>、夢の街創造委員会<2484>、テセック<6337>、ANAP<3189>などが賑わっています。
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