株式市況 「日経平均株価は401円安の大幅続落 米中貿易戦争懸念で調整広がる 25日移動平均線割れで後場一段安 メルカリ<4385>が大商い」
昨晩の米国市場は軟調。米中貿易戦争懸念が高まり、見切り売りが相場を押し下げています。
ダウ平均株価は、前営業日比103.01ドル安の24,987.47ドル。ナスダック総合指数は0.65ポイント高の7,747.02ポイントで取引を終えました。
為替相場では資源国通過下落とともに円買い圧力が高まる格好となっています。
東京市場は米国株軟調、大阪北部地震の影響を懸念した売りが先行。日経平均株価始値は22,565円の続落スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価の25日移動平均線割れで下値模索の流れ。メルカリ<4385>の買い気配スタートで物色も個別主導の展開となりました。
後場では、前場安値割れとともに下げ幅拡大、大引けにかけて下げ幅は400円を超えてきています。
日経平均株価終値は、401.85円安の22,278.48円。東証1部の売買代金は概算で2兆6675億円。東証1部の売買高は概算で14億9463万株。値上がり銘柄は218(10%)に対し値下がりは1827(87%)、変わらずは46(2%)となりました。
日経平均株価の続落とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクグループ<9984>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>が揃って下落。指数を押し下げています。
米中貿易戦争懸念で外需関連の任天堂<7974>、トヨタ<7203>、ソニー<6758>、キヤノン<7751>、コマツ<6301>なども下落。テクノロジーの村田製作所<6981>、信越化学工業<4063>、太陽誘電<6976>なども売り込まれました。
売買代金上位では、新規上場のメルカリ<4385>が初値形成から大商い。仮想通貨関連のマネックス<8698>、材料性でキーホルダー<4712>、インバースETFの日経ダブルインバース<1357>も賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に紙パルプ、ガラス土石、空運、化学、その他金融、水産農林、その他製品、小売、倉庫運輸、繊維製品、サービス、非鉄、不動産、情報通信などが並びました。
一方、値下がりは石油石炭の1業種のみとなっています。
個別では、株主優待導入のストライク<6196>、月次好調のシュッピン<3179>
などが物色されました。
新興市場では、ALBERT<3906>、シェアリングテクノロジー<3989>、グレイステクノロジー<6541>、駅探<3646>、AMBITION<3300>、ビーマップ<4316>、システムズデザイン<3766>、小僧寿し<9973>、フジタコーポレーション<3370>などが賑わっています。
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