株式市況 「日経平均株価は307円高の4日ぶりの反発 続落スタートも買い戻しで切り返す 米国株安、戻り売りこなす 中核銘柄に買い戻し」
昨晩の米国市場は続落。米政権が追加の対中関税を計画しているとの報道が売り材料視されています。
ダウ平均株価は、前営業日比245.39ドル安の24,442.92ドル。ナスダック総合指数は116.92ポイント安の7,050.29ポイントで取引を終えました。
為替相場では株安も欧州時間帯からの円安推移が継続しています。
東京市場は米国株安を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は21,049円の続落スタートとなっています。
寄り付き後は、円安推移を手掛かりに日経平均株価がすぐさま切り返す動き。戻り売りこなしてプラス圏で引けました。
後場では買い戻しの動きを強めて一段高、上げ幅は400円を超える場面も確認されています。
日経平均株価終値は、307.49円高の21,457.29円。東証1部の売買代金は概算で4兆406億円。東証1部の売買高は概算で22億790万株。値上がり銘柄は1840（87％)に対し値下がりは239（11％)、変わらずは31（1％）となりました。
日経平均株価の4日ぶりの反発とともに日経平均株価構成比率上位のソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、メガバンクの三菱ＵＦＪＦＧ<8306>、三井住友ＦＧ<8316>、みずほＦＧ<8411>らが見直されており、指数を押し上げています。
一方、日本郵政<6178>、ＮＴＴ<9432>、東急不動産<3289>、ヤクルト<2267>、三井物産<8031>などが売られました。
売買代金上位では、リクルートホールディングス<6098>。小松製作所<6301>、東京エレクトロン<8035>、マネックス<8698>などが賑わいました。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に紙パルプ、その他金融、電気機器、サービス、機械、銀行、精密機器、鉄鋼、化学、小売、ガラス土石、金属製品などが並びました。
一方、値下がりは鉱業、電気ガス、不動産となっています。
個別では、決算評価のレーザーテック<6920>、エスペック<6859>、自社株買いのアマノ<6436>、ローム<6963>などが物色されました。
新興市場では、ＡＬＢＥＲＴ<3906>、メルカリ<4385>、農業総合研究所<3541>、サインポスト<3996>、弁護士ドットコム<6027>、テリロジー<3356>、プリントネット<7805>などが賑わっています。
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