株式市況 「日経平均株価は75円安の続落 立ち上がりの340円安から下げ渋る 先月末以来の安値から出直り テクノロジー関連に見直し進む」
昨晩の米国市場は大幅安。原油安でエネルギー関連が売られたほか、アップルなどテクノロジー関連の下げも相場を押し下げています。
ダウ平均株価は、前営業日比551.80ドル安の24,465.64ドル。ナスダック総合指数は119.65ポイント安の6,908.82ポイントで取引を終えました。
為替相場では商品相場下落とともに資源国通貨が軟化、ドルは上昇しています。
東京市場は米国株安を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は21,286円の続落スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価の先月末以来の安値に到達、朝安後は下げ渋る動きを見せました。
後場も節目21500円を挟んでもみあい。当局の資産購入期待とともに見直されているものの、戻り売りが上値を抑えています。
日経平均株価終値は、75.58円安の21,507.54円。東証1部の売買代金は概算で2兆4105億円。東証1部の売買高は概算で13億9258万株。値上がり銘柄は596(28%)に対し値下がりは1431(67%)、変わらずは85(4%)となりました。
日経平均株価の続落とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>らが軟調。指数を押し下げています。
中核銘柄の武田薬品<4502>のほか、オリンパス<7733>、SBIホールディングス<8473>、高島屋<8233>などの下げも目立ちました。
売買代金上位では、東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>、東海カーボン<5301>、SUMCO<3436>などテクノロジー関連が買われています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に鉱業、証券商品、卸売、海運、石油石炭、水産農林、保険、鉄鋼、陸運、非鉄、繊維製品、倉庫運輸、電気ガス、不動産などが並びました。
一方、値上がりは電気機器、紙パルプの2業種に限られています。
個別では、自社株買いのミネベアミツミ<6479>、目標株価引き上げの明治ホールディングス<2269>などが物色されました。
新興市場では、イーソル<4420>、ダブルスタンダード<3925>、RPAホールディングス<6572>、オークファン<3674>、エルテス<3967>、ジャストプランニング<4287>、ブロードバンドセキュリティ<4398>などが賑わっています。
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