株式市況 「日経平均株価は116円安の続落 米国株暴落で売り先行も下げ渋り 大台、25日移動平均線割れも前営業日大幅調整で自律反発期待」
昨晩の米国市場は暴落。米中首脳会談で通商問題に関して具体的な進展はなかったとの見方が強まったほか、金融要人のタカ派発言も売り材料視されています。
ダウ平均株価は、前営業日比799.36ドル安の25,027.07ドル。ナスダック総合指数は283.09ポイント安の7,158.43ポイントで取引を終えました。
為替相場では株安とともにドル円も軟調展開となっています。
東京市場は米国株暴落を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は21,755円の続落スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価の大台22,000円や25日移動平均線を割り込んでおり、下値模索の流れ。ただ、前営業日大幅調整の影響で下値確認後は下げ渋る動きを見せました。
後場寄りも再度下値を探ったあとは下げ渋り。ただ、戻り売りと25日移動平均線が上値を圧迫しています。
日経平均株価終値は、116.72円安の21,919.33円。東証1部の売買代金は概算で2兆5094億円。東証1部の売買高は概算で14億6316万株。値上がり銘柄は590(27%)に対し値下がりは1469(69%)、変わらずは60(2%)となりました。
日経平均株価の続落とともにメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、中核銘柄のファナック<6954>、トヨタ<7203>、ソニー<6758>なども安く、指数を押し下げています。
値がさ株の東京エレクトロン<8035>、日本電産<6594>、キーエンス<6861>なども売られました。
売買代金上位では、臨時株主総会で買収承認の武田薬品<4502>、日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に石油石炭、証券商品、保険、機械、ガラス土石、銀行、その他金融、電気機器、化学、金属製品、鉄鋼、非鉄、輸送用機器などが並びました。
一方、値上がりは食料品、水産農林、建設、電気ガス、不動産、医薬品などとなっています。
個別では、月次好調のアダストリア<2685>、スシロー<3563>、サックスバーホールディングス<9990>、ユナイテッドアローズ<7606>などが物色されました。
新興市場では、ALBERT<3906>、UUUM<3990>、オンコリスバイオファーマ<4588>、イーソル<4420>、RPAホールディングス<6572>、ワークマン<7564>、サン電子<6736>、シンバイオ<4582>などが賑わっています。
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