株式市況 「日経平均株価は177円高の4日ぶりの反発 米国株下げ止まりで見直し 戻り売りで上値切り下げ続く 5日線と25日線がデッドクロス」
臨時休場明けとなった昨晩の米国市場は下げ止まり。中国ファーウェイＣＦＯがカナダで米制裁違反で逮捕、米中関係悪化懸念で売りが先行するも売り一巡後には見直し買いを集めて下げ止まっています。
ダウ平均株価は、前営業日比79.40ドル安の24,947.67ドル。ナスダック総合指数は29.83ポイント高の7,188.26ポイントで取引を終えました。
為替相場では国債利回り低下とともにドルが弱含んでいます。
東京市場は注目された休場明けの米国株が下げ止まりを見せたことで見直し買いが先行。日経平均株価始値は21,643円の反発スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価が高寄りから戻り売りで伸び悩みました。
後場では戻り売りをこなす動き。前場高値を目指す堅調もみあいとなっています。
日経平均株価終値は、177.06円高の21,678.68円。東証1部の売買代金は概算で2兆5406億円。東証1部の売買高は概算で13億7189万株。値上がり銘柄は1016（47％)に対し値下がりは1028（48％)、変わらずは78（3％）となりました。
日経平均株価の4日ぶり反発とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>のほか、中核銘柄のソニー<6758>、キーエンス<6861>、ＮＴＴ<9432>、ＪＴ<2914>、キヤノン<7751>などが上昇。指数を押し上げています。
一方、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954>、メガバンクの三菱ＵＦＪＦＧ<8306>、三井住友ＦＧ<8316>、みずほＦＧ<8411>などが売られました。
売買代金上位では、レバレッジ型ＥＴＦの日経レバレッジ<1570>が反発。任天堂<7974>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>、資生堂<4911>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に小売、サービス、陸運、その他製品、電気ガス、精密機器、空運、不動産、食料品、化学、医薬品、水産農林、卸売などが並びました。
一方、値下がり上位に石油石炭、鉱業、非鉄、繊維製品、鉄鋼、紙パルプ、海運、銀行などとなっています。
個別では、月次好調のヤマトホールディングス<9064>、すかいらーく<3197>などが物色されました。
新興市場では、オイシックス<3182>、アズーム<3496>、シェアリングテクノロジー<3989>、フィル・カンパニー<3267>、アルファポリス<9467>、農業総合研究所<3541>、テリロジー<3356>、ジェイテック<2479>などが賑わっています。
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