株式市況「日経平均株価は1円安の4日ぶり反落 大引け前に軟化 メガバンクが相場下支え 材料株、新興軽量級の短期資金流入継続」
昨晩の米国市場は軟調。原油相場下落とともにエネルギー関連が売られており、相場を押し下げています。
ダウ平均株価は、前営業日比118.79ドル安の20,404.49ドル。ナスダック総合指数は13.56ポイント高の5,863.03ポイントで取引を終えました。
為替相場では、資源国通貨に対してドルが強含み。東京時間帯早朝では1ドル108円台後半、1ユーロ116円台後半の水準で取引されています。
東京株式市場では、米国株軟調もドル堅調展開を好感した買いが先行。日経平均株価始値は18446円の続伸スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が節目18500円台に乗せる場面もあるなど、堅調に推移しました。
後場では、堅調もみあいに終始するも大引けにかけて軟化。マイナスに転じて引けています。
日経平均株価終値は、1.71円安の18,430.49円。東証1部の売買代金は概算で2兆1592億円。東証1部の売買高は概算で18億4106万株。値上がり銘柄は1091(54%)に対し値下がりは792(39%)、変わらずは132(6%)となりました。
指数小反落もメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>が堅調。日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>なども底堅く、指数を下支えしています。
一方、ファナック<6954>、コマツ<6301>、KDDI<9433>、日本郵政<6178>などが軟調。前営業日に賑わった任天堂<7974>も利益確定売りに押されました。
売買代金上位では、材料性で東芝<6502>、バイオ関連のソレイジア<4597>、ジーエヌアイグループ<2160>、好業績観測報道のキヤノン<7751>などが短期資金流入で賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に石油製品、電気ガス、鉱業、食料品、海運、医薬品、サービス、水産農林、精密機器、その他製品、不動産、陸運、卸売、機械などが並びました。
一方、値上がりは銀行、ゴム製品、輸送用機器、保険、非鉄、証券商品、繊維製品、金属製品、電気機器などとなっています。
個別では、決算評価のNOK<7240>、格上げの住友ゴム工業<51110>、目標株価引き上げのイーレックス<9517>などが物色されました。
新興市場では、ソレイジア<4597>、ジーエヌアイグループ<2160>、サイバーステップ<3810>、そーせいグループ<4565>、旅工房<6548>、ユーザーローカル<3984>、ドリコム<3793>、テモナ<3985>、オービス<7827>、遠州トラック<9057>、カーディナル<7855>などが賑わっています。