株式市況「日経平均株価は32円高の反発 続落スタートも押し目買いで切り返す 決算反応が中心も中核銘柄は堅調 出尽くし売りも目立つ」
昨晩の米国市場は軟調。企業決算や原油相場下落を嫌気した売りに押されています。
ダウ平均株価は、前営業日比112.30ドル安の23,329.46ドル。ナスダック総合指数は34.54ポイント安の6,563.89ポイントで取引を終えました。
為替相場では、株安とともにドル円も軟化。東京時間帯早朝では1ドル113円台後半、1ユーロ134円台前半で推移しています。
東京株式市場では、外部要因軟化を受けて売りが先行。日経平均株価始値は21698円の反発スタートに。
寄り付き後は、ファナック<6954>の好決算、上方修正を手掛かりに買い進まれており、指数を押し上げる動き。日経平均株価も切り返す動きとなりました。
後場も小幅高水準での堅調もみあいに。底堅い展開となっています。
日経平均株価終値は、32.16円高の21,739.78円。東証1部の売買代金は概算で2兆6333億円。東証1部の売買高は概算で15億9008万株。値上がり銘柄は1096（53％)に対し値下がりは827（40％)、変わらずは109（5％）となりました。
日経平均株価の反発着地とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>が切り返す動き。メガバンクの三菱ＵＦＪＦＧ<8306>、三井住友ＦＧ<8316>、みずほＦＧ<8411>も底堅く、指数を下支えしています。
一方、決算売りの続いた安川電機<6506>、日本電産<6594>、格下げの任天堂<7974>、予想下方修正のアドバンテスト<687>が売られました。
売買代金上位では、決算評価でＬＩＮＥ<3938>、大和証券<8601>が買われたものの、急伸スタートのファナック<6954>は売り直されています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に証券商品、石油製品、紙パルプ、繊維製品、輸送用機器、建設、機械、ガラス土石、情報通信、保険、非鉄、金属製品などが並びました。
一方、値下がり上位はその他製品、海運、水産農林、小売、空運、陸運、精密機器、不動産、鉄鋼、その他金融などとなっています。
個別では、増額のユアテック<1934>、サンケン電気<6707>、日立ハイテクノロジーズ<8036>、決算評価の日立建機<6305>などが物色されました。
新興市場では、ＰＫＳＨＡ<3993>、シルバーライフ<9262>、串カツ田中<3547>、ジーエヌアイグループ<2160>、フリークアウト<6094>、ベイカレント・コンサルティング<6532>、重松製作所<7980>、フェローテック<6890>、昭和真空<6384>、ピクセルカンパニーズ<2743>などが賑わっています。
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