株式市況 「日経平均株価は270円安の続落 先物主導で下げ幅拡大 メガバンク、指数構成比率上位の下げ目立つ 材料、テーマ株に短期資金向かう」
昨晩の米国市場は下落。米朝首脳会談の実現を巡りトランプ米大統領が懐疑的な見方を示したことが売りを誘っています。
ダウ平均株価は、前営業日比178.88ドル安の24,834.41ドル。ナスダック総合指数は15.58ポイント安の7,378.46ポイントで取引を終えました。
為替相場は原油相場下落で資源国通貨下落が確認されています。
東京市場は米国株安を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は22,868円の続落スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価の5日移動平均線割れの立ち上がりから押し目買いで攻防が確認されたものの、5日移動平均線を保てず、先物主導で下げ幅を広げました。
後場も前場安値レベルでの安値もみあいとなっています。
日経平均株価終値は、270.60円安の22,689.74円。東証1部の売買代金は概算で2兆5421億円。東証1部の売買高は概算で14億8761万株。値上がり銘柄は800(38%)に対し値下がりは1182(56%)、変わらずは101(4%)となりました。
日経平均株価の続落とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>が下落。指数を押し下げています。
ソニー<6758>、トヨタ<7203>、JT<2914>、三菱商事<8058>など中核銘柄も軟調。任天堂<7974>、日本電産<6594>、SUMCO<3436>などの下げも目立ちました。
売買代金上位では、バイオ関連のブライトパス・バイオ<4594>が活況高。フィンテック関連のメタップス<6172>、仮想通貨関連のリミックスポイント<3825>などに短期資金が向かっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に鉱業、石油石炭、海運、非鉄、卸売、鉄鋼、機械、ガラス土石、証券商品、ゴム製品、金属製品、倉庫運輸、不動産などが並びました。
一方、値上がりは空運、サービスの2業種となっています。
個別では、格上げの三菱総合研究所<3636>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、目標株価引き上げの豊田合成<7282>、新規カバレッジ開始のサカイ引越センター<9039>などが物色されました。
新興市場では、ALBERT<3906>、マネーフォワード<3994>、総医研ホールディングス<2385>、フリークアウト<6094>、アークン<3927>、サムライ<4764>、レカム<3323>、アイフリーク<3845>、クロスキャット<2307>、アイエックス・ナレッジ<9753>などが賑わっています。
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