株式市況「日経平均株価は114円高の続伸 利食いこなし上値追い 幅広い銘柄が水準切り上げ 材料株、テーマ株も活況」
昨晩の米国市場は高安まちまち。不動産や消費関連に売りが出たものの、テクノロジー関連が買われています。
ダウ平均株価は、前営業日比5.82ドル安の21,408.52ドル。ナスダック総合指数は23.31ポイント高の6,176.39ポイントで取引を終えました。
為替相場では、1ドル114円、1ユーロ130円を挟んで一進一退の動き。東京時間帯早朝では1ドル114円台前半、1ユーロ130円台前半で推移しています。
東京株式市場では、前営業日に買い進まれた経緯から利益確定売りが先行。日経平均株価始値は20073円の小反落スタートに。
寄り付き後は、押し目買い意欲は根強く、日経平均株価は円安推移とともに切り返す動き。前営業日高値との攻防が見られました。
後場からは利益確定売り圧力が後退、前場高値、前営業日高値突破とともに買い優勢の立ち上がり。節目20200円に乗せる場面もあるなど、上値を追う動きとなっています。
日経平均株価終値は、114.50円高の20,195.48円。東証1部の売買代金は概算で2兆673億円。東証1部の売買高は概算で14億3621万株。値上がり銘柄は1494(73%)に対し値下がりは392(19%)、変わらずは135(6%)となりました。
指数続伸で日経平均株価構成比率上位のソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、外需関連のトヨタ<7203>、キヤノン<7751>、ソニー<6758>なども買われており、指数を押し上げています。
メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、ハイテクの東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、村田製作所<6981>なども底堅く推移しました。
売買代金上位では、日経平均株価構成新規採用のセイコーエプソン<6724>、材料性ではリミックスポイント<3825>、ラクオリア<4579>、ビーマップ<4316>らが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に空運、情報通信、電気機器、繊維製品、精密機器、金属製品、ゴム製品、ガラス土石、化学、建設、石油製品、サービス、機械、食料品、輸送用機器、医薬品などが並びました。
一方、値下がりは電気ガス、その他金融、水産農林の3業種となっています。
個別では、米ベアリング部品会社買収のツバキ・ナカシマ<6464>、臨床試験発表の中外製薬<4519>、目標株価引き上げの日本ライフライン<7575>などが物色されました。
新興市場では、メディネット<2370>、アンジェス<4563>、パス<3840>、フリンジ<6550>、弁護士ドットコム<6027>、ビーマップ<4316>、ラクオリア<4579>、レカム<3323>、オンキヨー<6628>、岡本硝子<7746>などが賑わっています。