株式市況「日経平均株価は232円安の3日続落 14日安値割れで5月以来の安値 中核銘柄は軒並み安 テーマ株、材料株の反応鈍い」
昨晩の米国市場はは大幅安。米政権への支持低下で政策進展期待が後退したほか、バルセロナのテロ発生でリスク回避の動きが強まっています。
ダウ平均株価は、前営業日比274.14ドル安の21,750.73ドル。ナスダック総合指数は123.19ポイント安の6,221.91ポイントで取引を終えました。
為替相場では、米国株安とともにドルが軟調。東京時間帯早朝では1ドル109円台前半、1ユーロ128円台前半で推移しています。
東京株式市場では、米国株大幅安を受けて見切り売りが先行。日経平均株価始値は19471円の続落スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が14日安値を試す動き。下値確認後は下げ渋る動きとなりました。
ただ、戻り売りで上値は重く、後場では前場安値を試す場面もあるなど、見切り売りに押されています。
日経平均株価終値は、232.22円安の19,470.41円。東証1部の売買代金は概算で2兆1223億円。東証1部の売買高は概算で16億7173万株。値上がり銘柄は279(13%)に対し値下がりは1672(82%)、変わらずは72(3%)となりました。
指数続落でメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>らが安く、指数を押し下げています。
円高推移を受けて外需関連のトヨタ<7203>、任天堂<7974>、ソニー<6758>なども軟調。金融関連の第一生命<8750>、野村ホールディングス<8604>なども売られました。
売買代金上位では、インバース型ETFの日経ダブルインバース<1357>、コンテンツ関連のKLab<3656>、仮想通貨関連のリミックスポイント<3825>などが買われています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に鉄鋼、保険、証券商品、不動産、非鉄、紙パルプ、ガラス土石、その他製品、化学、銀行、電気機器、建設、その他金融、金属製品などが並びました。
一方、値上がりは海運、食料品の2業種となっています。
個別では、予想修正のツバキ・ナカシマ<6464>、目標株価引き上げのSCREENホールディングス<7735>、アサヒグループホールディングス<2502>、月次好調の物語コーポレーション<3097>などが物色されました。
新興市場では、中村超硬<6166>、ドリコム<3793>、モブキャスト<3664>、Aiming<3911>、UBICOM<3937>、日本ラッド<4736>、ブロードバンドタワー<3776>、エヌエフ回路設計<6864>などが賑わっています。