株式市況「日経平均株価は23円高の反発 節目22900円を挟んで膠着 金融関連が相場下支え 材料株、IPOが活況高」
昨晩の米国市場は下落。米下院が税制改革法案を可決したものの、前営業日に買い進まれていた経緯もあり、出尽くし売りに押されています。
ダウ平均株価は、前営業日比37.45ドル安の24,754.75ドル。ナスダック総合指数は30.91ポイント安の6,963.85ポイントで取引を終えました。
為替相場では、ドルが堅調に推移しており、東京時間帯早朝では1ドル112円台後半、1ユーロ133円台後半で推移しています。
東京株式市場では、米国株安を嫌気した売りが先行、日経平均株価始値は22,834円の続落スタートに。
寄り付き後は、円の軟調展開を受けて朝安からの下げ幅も限定的。切り返す場面が見られたものの、日経平均株価は前営業日終値を挟んでのもみあいに終始しました。
後場も膠着感を強める展開。上値、下値とも保ち合いを強めており、節目22900円を挟んだ値動きとなっています。
日経平均株価終値は、23.72円高の22,891.72円。東証1部の売買代金は概算で2兆5498億円。東証1部の売買高は概算で16億6124万株。値上がり銘柄は1124(54%)に対し値下がりは837(40%)、変わらずは97(4%)となりました。
日経平均株価の反発とともにメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>が上昇。りそなホールディングス<8308>、第一生命<8750>、野村ホールディングス<8604>など金融関連が総じて底堅く推移しています。
一方、無資格検査問題で新たな問題表面化のSUBARU<7270>、決算売りでツルハホールディングス<3391>が大幅安。任天堂<7974>、KDDI<9433>、SUMCO<3436>、大成建設<1801>なども売られました。
売買代金上位では、IPOのオプトラン<6235>、森六ホールディングス<4249>、FDAから市販承認を取得したCYBERDYNE<7779>が大幅続伸、バイオ関連のラクオリア創薬<4579>、増配の伊藤忠商事<8001>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に石油製品、銀行、非鉄、ゴム製品、卸売、保険、空運、鉄鋼、機械、海運、鉱業、繊維製品、精密機器、金属製品などが並びました。
一方、値下がり上位はサービス、建設、不動産、電気ガス、その他製品、食料品、証券商品、情報通信、小売などとなっています。
個別では、投資ファンドの大量保有でカチタス<8919>、大型受注獲得の三井海洋開発<6269>、目標株価引き上げの三浦工業<6005>、プリマハム<2281>などが物色されました。
新興市場では、サインポスト<3996>、ユナイテッド<2497>、SHIFT<3697>、ベイカレント・コンサルティング<6532>、Jストリーム<4308>、ラクオリア創薬<4579>、ヴィスコテクノロジー<6698>、レカム<3323>などが賑わっています。
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