株式市況「日経平均株価は40円高の3日続伸 休場中も外部要因安定で物色続く 中核銘柄は高安まちまち 決算評価銘柄が値上がり上位進出」
昨晩の米国市場は下落。主要企業の開示が相次ぎ、テクノロジー関連の調整が重しとなっています。
ダウ平均株価は、前営業日比148.04ドル安の24,163.15ドル。ナスダック総合指数は53.53ポイント安の7,066.27ポイントで取引を終えました。
為替相場は市場参加者不足でドルが堅調展開。東京時間帯早朝では1ドル109円台前半、1ユーロ132円台前半で推移しています。
週末三連休明けとなった東京市場は売り買い交錯の立ち上がり。日経平均株価始値は22,453円の小幅反落スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が前営業日値幅内での小動きから、売り一巡後の前引け前にはプラスに転じる場面も見られました。
押し目買い意欲は高く、後場では2月末の戻り高値を試す動きが確認されています。
日経平均株価終値は、40.16円高の22,508.03円。東証1部の売買代金は概算で2兆8713億円。東証1部の売買高は概算で17億7167万株。値上がり銘柄は818（39％)に対し値下がりは1198（57％)、変わらずは67（3％）となりました。
日経平均株価の続伸とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクグループ<9984>、中核銘柄のトヨタ<7203>、アドバンテスト<6857>などが上昇。指数を押し上げています。
一方、決算売りでソニー<6758>、ヤフー<4689>、三菱電機<6503>が軟調。メガバンクの三菱ＵＦＪＦＧ<8306>、三井住友ＦＧ<8316>、みずほＦＧ<8411>なども売られました。
売買代金上位では、ディーリング資金流入でマネックスグループ<8698>、決算評価で村田製作所<6981>、日立<6501>、スタートトゥデイ<3092>なども賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に鉱業、海運、鉄鋼、石油石炭、不動産、電気ガス、陸運、小売、医薬品、卸売、非鉄、サービス、保険などが並びました。
一方、値下がり上位は銀行、ガラス土石、空運、金属製品、ゴム製品、機械、繊維製品、電気機器、化学、食料品などとなっています。
個別では、決算評価でショーワ<7274>、フューチャー<4722>、伯東<7433>、ミルボン<4919>、ゼンリン<9474>などが物色されました。
新興市場では、アスカネット<2438>、ＡＬＢＥＲＴ<3906>、ジーエヌアイ<2160>、バーチャレクス<6193>、メディアシーク<4824>、エンジャパン<4849>、シライ電子<6658>、ネクスグループ<6634>、アイエックス・ナレッジ<9753>などが賑わっています。
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