株式市況 「日経平均株価は440円安の大幅4日続落 トルコ経済危機で大台22000円割れ 中核銘柄は軒並み安 決算好反応も限られる」
昨晩の米国市場は大幅安。米国がトルコに外交的な攻撃を強めたことで、トルコの経済危機の高まりとともに見切り売りが広がっています。
ダウ平均株価は、前営業日比196.09ドル安の25,313.14ドル。ナスダック総合指数は52.67ポイント安の7,839.11ポイントで取引を終えました。
為替相場ではトルコリラ急落とともにユーロも軟調、円高推移が確認されています。
東京市場はトルコ危機を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は22,117円の続落スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価の大台22000円との位置関係が注目されるなか、中国株安とともに大台割れから下げ幅を広げました。
後場では前場安値割れから下げ幅を広げたあと、売り方の買い戻しとともに下げ渋る場面も確認されています。
日経平均株価終値は、440.65円安の21,857.43円。東証1部の売買代金は概算で2兆5144億円。東証1部の売買高は概算で15億2364万株。値上がり銘柄は191(9%)に対し値下がりは1884(89%)、変わらずは28(1%)となりました。
日経平均株価の大幅続落とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクグループ<9984>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>が揃って軟調。指数を押し下げています。
中核銘柄のトヨタ<7203>、ソニー<6758>、任天堂<7974>、東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>、キーエンス<6861>なども下落。指数軟化とともに見切り売りに押されました。
売買代金上位では、インバース型ETFの日経ダブルインバース<1357>、決算評価のリクルートホールディングス<6098>、スズキ<7269>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に機械、海運、非鉄、電気機器、ゴム製品、石油石炭、化学、紙パルプ、鉱業、金属製品、その他製品、建設、鉄鋼、証券商品、倉庫運輸などが並びました。
一方、値上がりはサービスの1業種のみとなっています。
個別では、決算評価の石原産業<4028>、オープンドア<3926>、帝国電機製作所<6333>、セイコーホールディングス<8050>、東和薬品<4553>などが物色されました。
新興市場では、IPS<4390>、GATechnology<3491>、MTG<7806>、日本ファルコム<3723>、エクストリーム<6033>、テリロジー<3356>、メイコー<6787>、パピレス<3641>、ハーバー研究所<4925>、オートウェーブ<2666>、ナカニシ<7716>などが賑わっています。
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