株式市況 「日経平均株価は142円高の続伸 円安推移とともに後場一段高 下値確認後は切り返す 情報通信軟調もソフトバンク<9984>は復調」
昨晩の米国市場は上昇。米中貿易問題の進展期待を手掛かりに買い優勢で推移しています。
ダウ平均株価は、前営業日比63.60ドル高の25,822.29ドル。ナスダック総合指数は38.17ポイント高の7,859.17ポイントで取引を終えました。
為替相場では株式上昇とともにドルも堅調展開となっています。
東京市場は米国株上昇を好感した買いが先行。日経平均株価始値は22,270円の続伸スタートとなっています。
寄り付き後は、買い気も鈍く、すぐさま日経平均株価がマイナス転換。下値確認後は持ち直しの動きを見せました。
後場では円安推移とともに後場一段高。10日以来の高値水準となっています。
日経平均株価終値は、142.82円高の22,362.55円。東証1部の売買代金は概算で1兆9848億円。東証1部の売買高は概算で11億2133万株。値上がり銘柄は1564(74%)に対し値下がりは475(22%)、変わらずは65(3%)となりました。
日経平均株価の続伸で日経平均株価構成比率上位のソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>などが上昇。指数を押し上げています。
一方、KDDI<9433>、NTT<9432>、NTTドコモ<94370>、ファーストリテイリング<9983>など、大手通信や内需系大型がやや軟調でした。
売買代金上位では、ディーリング資金集中の任天堂<7974>が堅調。自社株買いのマネックス<8698>、素材系の東海カーボン<5301>、SUMCO<3436>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に石油石炭、輸送用機器、ガラス土石、鉄鋼、非鉄、機械、卸売、金属製品、証券商品、その他製品、保険、電気機器、化学などが並びました。
一方、値下がり上位は紙パルプ、陸運、情報通信、不動産、医薬品となっています。
個別では、ADEKA<4401>のTOB対象となった日本農薬<4997>、株主優待新設のやまや<9994>、月次好調のスクロール<8005>などが物色されました。
新興市場では、アンジェス<4563>、データセクション<3905>、メディアシーク<4824>、JMC<5704>、ジーエヌアイグループ<2160>、ユーザベース<3966>、メイコー<6787>、JALCO<6625>、日本テレホン<9425>、ケイブ<3760>、ユークス<4334>などが賑わっています。
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