株式市況 「日経平均株価は391円安の反落 米国株安で見切り売り広がる 直近の11日安値に迫る TOPIXは年初来安値を更新」
昨晩の米国市場は大幅続落。原油安によるエネルギー関連の下げや米政府機関閉鎖の可能性を警戒した売りに押されています。
ダウ平均株価は、前営業日比507.53ドル安の23,592.98ドル。ナスダック総合指数は156.93ポイント安の6,753.73ポイントで取引を終えました。
為替相場ではさえない経済指標や株安でドルが軟化しています。
東京市場は米国株大幅続落を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は21,275円の反落スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価が直近の11日安値に迫るも売り一巡後は下げ渋る場面も確認されました。
後場寄りから再度軟化、前場安値レベルでの安値もみあいとなっています。
日経平均株価終値は、391.43円安の21,115.45円。東証1部の売買代金は概算で2兆5098億円。東証1部の売買高は概算で16億2513万株。値上がり銘柄は132(6%)に対し値下がりは1982(93%)、変わらずは15(0%)となりました。
日経平均株価の反落とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>などが下落。指数を押し下げています。
中核銘柄のトヨタ<7203>、NTT<9432>、東京電力<9501>、東京エレクトロン<8035>、KDDI<9433>、ソニー<6758>なども売られました。
売買代金上位では、インバース型ETFの日経ダブルインバース<1357>のほか、昭和電工<4004>、大東建託<1878>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の全業種が下落。値下がり上位に医薬品、サービス、その他製品、精密機器、情報通信、鉱業、その他金融、水産農林、不動産、電気ガス、食料品などが並びました。
個別では、自社株買いのアイネス<9742>、不採算事業撤退の日立金属<5476>などが物色されました。
新興市場では、サンバイオ<4592>、エニグモ<3665>、ピアラ<7044>、フリークアウト<6094>、テリロジー<3356>、エムティジェネックス<9820>などが賑わっています。
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