株式市況 「日経平均株価は127円安の続落 終値で大台21,000円割れ 円高推移で手仕舞い広がる FOMC政策声明前でポジション調整も」
昨晩の米国市場は反発。FOMC政策声明を控えて売り方の買い戻しを誘って切り返しています。
ダウ平均株価は、前営業日比82.66ドル高の23,675.64ドル。ナスダック総合指数は30.18ポイント高の6,783.91ポイントで取引を終えました。
為替相場では国債利回り低下でドル売りが優勢となっています。
東京市場は米国株反発も円高推移を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は20,987円の反落スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価が直近の11日安値を割り込み、大台21,000円を割り込むも突っ込み買いを誘って前引け前には切り返す場面も見られました。
ただ、後場では円高推移とともに再度軟化、大台21,000円を挟んでの軟調もみあいとなっています。
日経平均株価終値は、127.53円安の20,987.92円。東証1部の売買代金は概算で2兆8046億円。東証1部の売買高は概算で17億3903万株。値上がり銘柄は883(41%)に対し値下がりは1171(54%)、変わらずは75(3%)となりました。
日経平均株価の続落とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>などが下落。指数を押し下げています。
中核銘柄のトヨタ<7203>、NTT<9432>、任天堂<7974>、KDDI<9433>、ソニー<6758>、リクルートホールディングス<6098>なども売られました。
売買代金上位では、新規上場のソフトバンク<9434>が商いを伴って軟化。一方、インバース型ETFの日経ダブルインバース<1357>のほか、ファナック<6954>、サンバイオ<4592>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に鉱業、電気ガス、石油石炭、医薬品、証券商品、小売、銀行、海運、倉庫運輸、水産農林、卸売、その他製品、鉄鋼などが並びました。
一方、値上がりは空運、建設、精密機器、機械、ガラス土石、化学などが並んでいます。
個別では、格上げの日本触媒<4114>、業績観測報道の東海カーボン<5301>などが物色されました。
新興市場では、サンバイオ<4592>、テクノスデータ<7046>、フリークアウト<6094>、マネーフォワード<3994>、オンコリスバイオファーマ<4588>、テリロジー<3356>、エムティジェネックス<9820>などが賑わっています。
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