株式市況「日経平均株価は89円高の反発 節目20200円を奪回 前営業日下落銘柄に見直し買い テーマ株の短期売買続く」
昨晩の米国市場は反発。原油相場上昇でエネルギー関連が見直されたほか、テクノロジー株も買い直されており、相場を押し上げています。
ダウ平均株価は、前営業日比143.95ドル高の21,454.61ドル。ナスダック総合指数は87.79ポイント高の6,234.41ポイントで取引を終えました。
為替相場では、株高とともにドル、ユーロとも堅調。東京時間帯早朝では1ドル112円台前半、1ユーロ127円台後半で推移しています。
東京株式市場では、米国株反発を受けて見直し買いが先行。日経平均株価始値は20260円の反発スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が前営業日下落分を埋める動き。ただ、高寄りから上値を伸ばせず、伸び悩みました。
ただ、節目20200円レベルで押し目買いを集めており、後場では前場高値レベルを目指す動きも確認されています。
日経平均株価終値は、89.89円高の20,220.30円。東証1部の売買代金は概算で2兆4419億円。東証1部の売買高は概算で19億5041万株。値上がり銘柄は1,513(74%)に対し値下がりは3983(19%)、変わらずは110(5%)となりました。
指数反発で日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>も切り返す動き。メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>続伸しており、指数を押し上げています。
外需関連のソニー<6758>、トヨタ<7203>、SUBARU<7270>、コマツ<6301>、日産<7201>、総合商社の三井物産<8031>、三菱商事<8058>、鉄鋼の新日鉄住金<5401>、JFEホールディングス<5411>も買われました。
売買代金上位では、短期資金流入の続く任天堂<7974>、バイオ関連のプレシジョン<7707>、アンジェスMG<4563>、コンテンツ関連のサイバーステップ<3810>も賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に鉄鋼、その他製品、証券商品、海運、その他金融、非鉄、卸売、ガラス土石、機械、銀行、保険、倉庫運輸、精密機器、不動産などが並びました。
一方、値下がりはゴム製品、繊維製品、鉱業、食料品の4業種となっています。
個別では、決算評価でJフロントリテイリング<3086>、格上げの日東電工<6988>、第一三共<4568>などが物色されました。
新興市場では、アカツキ<3932>、モブキャスト<3664>、ASJ<2351>、ジーエヌアイグループ<2160>、インフォテリア<3853>、データセクション<3905>、アズジェント<4288>、アエリア<3758>、デジタルアドベンチャー<4772>などが賑わっています。