株式市況「日経平均株価は94円高の4日ぶり反発 大台20,000円奪回 中核銘柄、外需関連に見直し買い 決算銘柄の反応目立つ」
昨晩の米国市場は上昇。国債利回り上昇で金融関連が買われたほか、好決算企業の上昇も相場を押し上げています。
ダウ平均株価は、前営業日比100.26ドル高の21,613.43ドル。ナスダック総合指数は1.37ポイント高の6,412.17ポイントで取引を終えました。
為替相場では、米国債利回り上昇とともにドルが強含み、東京時間帯早朝では1ドル111円台後半、1ユーロ130円台前半で推移しています。
東京株式市場では、外部要因進展を受けて見直し買いが先行。日経平均株価始値は20098円の反発スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価の大台突破から節目20100円奪回を果たしたものの、、高寄りから買いは続かず、伸び悩みました。
後場も買い気は戻らず、戻り売りで上値の重い展開となったものの、日経平均株価の大台20000円台キープとともに大引け前には見直されています。
日経平均株価終値は、94.96円高の20,050.16円。東証1部の売買代金は概算で2兆1965億円。東証1部の売買高は概算で17億2777万株。値上がり銘柄は952(47%)に対し値下がりは939(46%)、変わらずは133(6%)となりました。
指数反発とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>が買われており、指数を押し上げています。
外需関連の任天堂<7974>、トヨタ<7203>、ソニー<6758>、コマツ<6301>、日産自動車<7201>なども堅調。減額銘柄のシマノ<7309>は売られたものの、幅広い銘柄に見直しが入りました。
売買代金上位では、決算評価の三菱自動車<7211>、好業績観測のマツダ<7261>、バイオ関連のアンジェス<4563>、コンテンツ関連のサイバーステップ<3810>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に非鉄、鉄鋼、鉱業、証券商品、銀行、石油製品、海運、海運、輸送用機器、機械、その他製品、ガラス土石、保険、卸売などが並びました。
一方、値下がり上位は水産農林、紙パルプ、化学、空運、その他金融、食料品、サービスとなっています。
個別では、好業績観測報道のマツダ<7261>、決算銘柄のコメリ<8218>、MARUWA<5344>、日新電機<6641>などが物色されました。
新興市場では、ASJ<2351>、ツナグ・ソリューションズ<6551>、インターネットインフィニティ<6545>、ユニフォームネクスト<3566>、ラクオリア創薬<4579>、ブロッコリー<2706>、テラ<2191>、シンバイオ<4582>などが賑わっています。