株式市況 「日経平均株価は92円安の5日続落 自然災害相次ぐなかリスク回避優位 被害見極めで買い手控えも 復興関連物色が目立つ」
昨晩の米国市場は高安まちまち。工業株が底堅く推移した半面、フェイスブック、アップル、ネットフリックス、グーグルらテクノロジー関連の下げが目立っています。
ダウ平均株価は、前営業日比22.51ドル高の25,974.99ドル。ナスダック総合指数は96.07ポイント安の7,995.17ポイントで取引を終えました。
為替相場では北海道地震の影響を見極めたいとのリスク回避の円買いが優勢となっています。
東京市場は円高、北海道地震の被害を懸念した売りが先行。日経平均株価始値は22,458円の続落スタートとなっています。
寄り付き後は、日経平均株価の節目22500円割れで下値探りの動き。地震報道を含め、買い手控えムードが強まり、軟調もみあいで推移しました。
後場も節目22500円を挟んで一進一退の値動きとなっています。
日経平均株価終値は、92.89円安の22,487.94円。東証1部の売買代金は概算で2兆2328億円。東証1部の売買高は概算で12億8036万株。値上がり銘柄は504(23%)に対し値下がりは1538(73%)、変わらずは64(3%)となりました。
日経平均株価の5日続落で中核銘柄のトヨタ<7203>、東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>、NTT<9432>、武田薬品<4502>、村田製作所<6981>、東京海上ホールディングス<8766>などが下落。指数を押し下げています。
売買代金上位では、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>、サイバーエージェント<4751>、宝ホールディングス<2531>、コマツ<6301>らが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に保険、その他製品、その他金融、精密機器、石油石炭、陸運、空運、小売、電気ガス、ゴム製品、電気機器、医薬品、証券商品、不動産などが並びました。
一方、値上がりは鉱業、ガラス土石の2業種となっています。
個別では、復興関連のカナモト<9678>、日経平均株価除外見送りの東京ドーム<9681>などが物色されました。
新興市場では、GAテクノロジーズ<3491>、モブキャスト<3664>、アドベンチャー<6030>、オイシックス<3182>、エコモット<3987>、シノケングループ<8909>、ワークマン<7564>、ブロードバンドタワー<3776>、国際チャート<3956>などが賑わっています。
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