日経平均株価は43円高の続伸 5日移動平均線、節目16900円の攻防に 中核銘柄が堅調展開 材料株、ディーリング相性に短期資金向かう
先週末の米国市場は堅調。9月の米小売売上高など、良好な経済指標を受けて買い優勢で推移しています。
ダウ平均株価は、前営業日比39.44ドル高の18,138.38ドル。ナスダック総合指数は0.83ポイント高の5,214.16ポイントで取引を終えました。
為替相場では、ドル買いが優勢。東京時間帯早朝では1ドル104円台前半、1ユーロ114円台半ばの水準で取引されています。
東京株式市場では、堅調な外部要因のもと買い優勢の立ち上がり。日経平均株価始値は16871円の続伸スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が5日移動平均線に乗り直したものの、前日比マイナス圏に転じる場面もあるなど、日経平均株価の5日移動平均線攻防が確認されました。
後場寄りでは再び買い直されるなど、堅調もみあいに。5日移動平均線や節目16900円を挟んでの値動きとなっています。
日経平均株価終値は、43.75円高の16,900.12円。東証1部の売買代金は概算で1兆6333億円。東証1部の売買高は概算で15億2703万株。値上がり銘柄は1204(60%)に対し値下がりは624(31%)、変わらずは157(7%)となりました。
指数続伸でトヨタ<7203>、三菱UFJFG<8306>、東芝<6502>、ソフトバンク<998>などが堅調。電機の三菱電機<6503>、パナソニック<6752>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>なども買われています。
一方、新潟知事選結果が嫌気された東京電力<9501>が安く、任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>、ソニー<6758>、NTT<9432>、小野薬品<4528>などが売られました。
売買代金上位では、コンテンツ関連のブランジスタ<6176>、北方領土の共同統治案浮上で国際石油開発帝石<1605>、格上げのジャパンディスプレイ<6740>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に鉱業、非鉄、不動産、鉄鋼、ガラス土石、証券商品、電気機器、金属製品、倉庫運輸、精密機器、空運、機械、化学などが並びました。
一方、値下がりは電気ガス、水産農林、石油製品、情報通信、紙パルプ、建設、小売となっています。
個別では、増額のDOWAホールディングス<5714>、安川情報システム<2354>、決算銘柄のドトール<3087>、TSIホールディングス<3608>などが物色されました。
新興市場では、マイネット<6172>、シルバーエッグ<3961>、ストライク<6196>、グノシー<6047>、クラウドワークス<3900>、アエリア<3758>、ブロッコリー<2706>、エージービー<9377>などが賑わっています。