日経平均株価は194円高の反発 TOPIXは5日続伸を記録 金融関連物色が指数押し上げ 1ドル109円の円安推移も追い風に
昨晩の米国市場は上昇。ハイテク株にも見直しが進み、ダウ平均は4営業日連続の最高値更新を記録しています。
ダウ平均株価は、前営業日比54.37ドル高の18,923.06ドル。ナスダック総合指数は57.23ポイント高の5,275.62ポイントで取引を終えました。
為替相場では、米小売売上高の予想超過でドル買いが優勢。東京時間帯早朝では1ドル109円台前半、1ユーロ117円台前半の水準で取引されています。
東京株式市場では、円安推移を好感した買いが先行。日経平均株価始値は17832円の反発スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価の節目17800円奪回から利食いをこなし、高値もみあいに終始しました。
後場からは前場高値を上抜く場面があったものの、上値追いは限定的。高値もみあいが続いています。
日経平均株価終値は、194.06円高の17,862.21円。東証1部の売買代金は概算で2兆8561億円。東証1部の売買高は概算で27億2666万株。値上がり銘柄は1585(79%)に対し値下がりは314(15%)、変わらずは86(4%)となりました。
メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>などが強く、指数を押し上げる動き。あおぞら<8304>、第一生命<8750>、三井住友トラスト<8309>など金融関連も好調に推移しています。
1ドル109円台の円安推移でトヨタ<7203>、富士重工業<7270>、マツダ<7261>が買われたほか、原油高で国際石油開発帝石<1605>の市況関連、KDDI<9433>、NTTドコモ<9437>の通信株も買われました。
売買代金上位では、材料表面化の任天堂<7974>、新興軽量級で材料人気の続くイグニス<6954>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に銀行、鉱業、倉庫運輸、保険、その他製品、海運、空運、輸送用機器、紙パルプ、情報通信、石油製品、サービス、その他金融などが並びました。
一方、値下がりは不動産の1業種に限られています。
個別では、目標株価引き上げの丸和運輸機関<9090>、DTS<9682>、配当性向引き上げ観測報道で日本航空<9201>などが物色されました。
新興市場では、イグニス<3689>、メタップス<6172>、ミクシィ<2121>、モブキャスト<3664>、CYBERDYNE<7779>、モルフォ<3653>、ピクセル<2743>、ベクター<2656>、ヒロセ通商<7185>、トレイダーズ<8704>などが賑わっています。