株式市況「日経平均株価は4円安の3日続落 節目19600円割れから持ち直す 中核銘柄は高安まちまち 個別材料株、テーマ株に短期資金」
昨晩の米国市場はメモリアルデーの祝日のため、株式、債券、商品の各金融市場は休場でした。
為替相場では、海外休日で市場参加者不足で方向感を欠く動き。東京時間帯早朝では1ドル111円台前半、1ユーロ123円台後半で推移しています。
東京株式市場では、外部要因に変化なく、売り買い交錯の立ち上がり。日経平均株価始値は19681円の小動きスタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が前営業日終値近辺から、円買い圧力とともに下げ幅を広げ、節目19600円割れを余儀なくされました。
ただ、午後からは円買い圧力が後退、下げ渋りの動き。日経平均株価は節目19600円割れから持ち直しています。
日経平均株価終値は、4.72円安の19,677.85円。東証1部の売買代金は概算で1兆8768億円。東証1部の売買高は概算で13億2603万株。値上がり銘柄は1092(54%)に対し値下がりは751(37%)、変わらずは173(8%)となりました。
指数小幅続落も中核銘柄は高安まちまち。三菱UFJFG<8306>、ソニー<6758>、ファーストリテイリング<9983>、キヤノン<7751>が売られた半面、トヨタ<7203>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、ファナック<6954>、ホンダ<7267>などが買われています。
目標株価引き下げのディー・エヌ・エー<2432>が軟調。前営業日に買われた東芝<6502>、フィスコ<3807>なども売られました。
売買代金上位では、新値追いの任天堂<7974>、材料表面化のソフトバンク<9984>、テーマ性でインフォテリア<3853>、エムアップ<3661>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に空運、金属製品、情報通信、非鉄、鉄鋼、繊維製品、化学、機械、その他金融、鉱業、ガラス土石、建設、電気機器などが並びました。
一方、値下がり上位は紙パルプ、水産農林、倉庫運輸、銀行、医薬品、保険、陸運、食料品、ゴム製品などとなっています。
個別では、目標株価引き上げのアルバック<6728>、JALUX<2729>、好業績観測報道のヤーマン<6630>、受注獲得のローツェ<6323>などが物色されました。
新興市場では、インフォテリア<3853>、ASJ<2351>、モバイルファクトリー<3912>、ドリコム<3793>、ソレイジア<4597>、グレイステクノロジー<6541>、リミックスポイント<3825>、キャリア<6198>、ベクター<2656>、日本一ソフトウェア<3851>、アエリア<3758>などが賑わっています。