株式市況「日経平均株価は124円高の続伸 大台2万円奪回後はもみあい 中核銘柄、ハイテク関連が底堅い 材料株、テーマ株の賑わい続く」
昨晩の米国市場は高安まちまち。さえない経済指標が売りを誘ったものの、エネルギー関連の上昇が相場を下支えしています。
ダウ平均株価は、前営業日比24.38ドル高の21,384.28ドル。ナスダック総合指数は13.74ポイント安の6,151.76ポイントで取引を終えました。
為替相場では、経済指標結果で国債利回りが下落し、ドルが弱含み。東京時間帯早朝では1ドル110円台後半、1ユーロ124円台前半で推移しています。
東京株式市場では、週明け早朝ではドルが見直されており、日経平均株価始値は19974円の続伸スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が上値を伸ばし、大台2万円を奪回。節目20100円手前まで水準を切り上げました。
後場では高値圏でのもみあいに終始。日経平均株価の後場の値幅は45円に限られています。
日経平均株価終値は、124.49円高の20,067.75円。東証1部の売買代金は概算で1兆9867億円。東証1部の売買高は概算で14億8469万株。値上がり銘柄は1414(70%)に対し値下がりは508(25%)、変わらずは97(4%)となりました。
指数続伸で日経平均株価構成比率上位のファナック<6954>、ソフトバンク<9984>のほか、中核銘柄の三菱UFJFG<8306>、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>、キヤノン<7751>、コマツ<6301>などが堅調。指数を押し上げています。
一方、トヨタ<7203>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、NTT<9432>、ファーストリテイリング<9983>、JT<2914>、日産<7201>などが軟調。指数の上値を抑えました。
売買代金上位では、任天堂<7974>、東芝<6502>が賑わったほか、コンテンツ関連のKLab<3656>、バイオ関連のジーエヌアイグループ<2160>、シンバイオ製薬<4582>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位にその他製品、金属製品、サービス、繊維製品、電気機器、医薬品、建設、倉庫運輸、機械、化学、陸運、電気ガス、非鉄などが並びました。
一方、値下がりは海運、石油製品、保険、証券商品、不動産、輸送用機器、ガラス土石となっています。
個別では、自社株買いのゼリア新薬工業<4559>、格上げのゼンリン<9474>、新規カバレッジのヤーマン<6630>などが物色されました。
新興市場では、ジーエヌアイグループ<2160>、アカツキ<3932>、サイバーステップ<3810>、ユナイテッド<2497>、ホットリンク<3680>、ドリコム<3793>、シンバイオ製薬<4582>、UTグループ<2146>、ブラコー<6347>などが賑わっています。