株式市況「日経平均株価は162円高の3日続伸 年初来高値を更新 中核銘柄、ハイテク関連が上昇 調査機関の評価も手掛かりに」
昨晩の米国市場は上昇。テクノロジー関連の上昇が相場を押し上げています。
ダウ平均株価は、前営業日比144.71ドル高の21,528.99ドル。ナスダック総合指数は87.25ポイント高の6,239.01ポイントで取引を終えました。
為替相場では、株高がドル買いにつながったほか、金融要人のタカ派発言にも反応。東京時間帯早朝では1ドル111円台半ば、1ユーロ124円台半ばで推移しています。
東京株式市場では、外部要因進展を受けて東京市場は買い先行の立ち上がり。日経平均株価始値は20234円の続伸スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価の年初来高値更新とともに上値を伸ばし、節目20300円を挟んでの高値もみあいに終始しました。
後場も高値もみあいが続いたあと、大引け前にかけて利益確定売りで伸び悩んでいます。
日経平均株価終値は、162.66円高の20,230.41円。東証1部の売買代金は概算で2兆5192億円。東証1部の売買高は概算で18億3654万株。値上がり銘柄は1532(75%)に対し値下がりは389(19%)、変わらずは99(4%)となりました。
指数続伸で日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>などが好調。指数を押し上げています。
ハイテクの村田製作所<6981>、東京エレクトロン<8035>、電機のパナソニック<6752>、輸送用機器のトヨタ<7203>、SUBARU<7270>、ホンダ<7267>なども堅調に推移しました。
売買代金上位では、株主総会で社長が1部復帰を示唆したシャープ<6753>、目標株価引き上げのスズキ<7269>、コンテンツ関連のアエリア<6753>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位にゴム製品、非鉄、化学、機械、ガラス土石、その他製品、電気機器、鉄鋼、証券商品、金属製品、精密機器、卸売、情報通信などが並びました。
一方、値下がりは電気ガス、不動産、石油製品、水産農林、陸運となっています。
個別では、決算評価のアスクル<2678>、カバレッジ開始のデクセリアルズ<4980>、格上げの日立化成<4217>、目標株価引き上げの東洋ゴム<5105>、ブリヂストン<5108>などが物色されました。
新興市場では、アカツキ<3932>、エンバイオ・ホールディングス<6092>、インフォテリア<3853>、ユナイテッド<2497>、インターネットインフィニティー<6545>、メタップス<6172>、アエリア<3758>、アズジェント<4288>、シライ電子工業<6658>などが賑わっています。