株式市況「日経平均株価は71円高の3日続伸 節目20200円台を回復 中核銘柄は堅調展開 材料株、テーマ株はまちまち」
昨晩の米国市場は高安まちまち。テクノロジー関連、エネルギー関連が売られた半面、公益株が見直されています。
ダウ平均株価は、前営業日比14.79ドル高の21,409.55ドル。ナスダック総合指数は18.10ポイント安の6,247.15ポイントで取引を終えました。
為替相場では、米国時間帯で経済指標軟化でドルが売られる場面があったものの、売り一巡後には急速に見直されており、東京時間帯早朝では1ドル111円台後半、1ユーロ125円台前半で推移しています。
東京株式市場では、円安推移を好感した買いが先行。日経平均株価始値は20229円の小幅続伸スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が節目20200円台に乗り直してきたものの、高寄りからは伸び悩む動き。安値20185円形成後は押し目買いで持ち直しました。
後場も前場と同レベルでの堅調もみあいに。大引け前に弱含んだものの、節目20200円を保って引けています。
日経平均株価終値は、71.74円高の20,225.09円。東証1部の売買代金は概算で2兆1420億円。東証1部の売買高は概算で15億7397万株。値上がり銘柄は1215(60%)に対し値下がりは654(32%)、変わらずは152(7%)となりました。
指数続伸で日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>が堅調。指数を押し上げています。
中核銘柄のソニー<6758>、キヤノン<7751>、トヨタ<7203>、NTT<9432>、野村ホールディングス<8604>なども底堅く、値嵩ハイテク株のSUMCO<3436>、村田製作所<6981>なども買われました。
売買代金上位では、ミニスーパーファミコン発表の任天堂<7974>が大商い。低位妙味のトレイダーズホールディングス<8704>、コンテンツ関連のサイバーステップ<3810>、ドリコム<3793>が賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に鉄鋼、石油製品、ゴム製品、鉱業、非鉄、紙パルプ、精密機器、海運、卸売、電気機器、証券商品、金属製品、機械などが並びました。
一方、値下がりはサービス、陸運、空運、医薬品、その他金融となっています。
個別では、決算評価の日本オラクル<4716>、調査機関の高評価で日本板硝子<5202>、新作タイトル好調のグリー<3632>などが物色されました。
新興市場では、サイバーステップ<3810>、ドリコム<3793>、ジーエヌアイグループ<2160>、ソレイジア<4597>、チェンジ<3962>、ディー・ディー・エス<3782>、MRT<6034>、イグニス<3689>、トレイダーズホールディングス<8704>、レカム<3323>、アズジェント<4288>、オールアバウト<2454>などが賑わっています。