株式市況「日経平均株価は119円安の反落 大台20,000円割れ 決算銘柄の反応が中心 前営業日上昇銘柄に利食いも」
昨晩の米国市場は高安まちまち。通信関連や消費関連が買われた半面、テクノロジー関連が売られるなど、まちまちな反応となっています。
ダウ平均株価は、前営業日比85.54ドル高の21,796.55ドル。ナスダック総合指数は40.56ポイント安の6,382.19ポイントで取引を終えました。
為替相場では、ドル、ユーロとも軟調。東京時間帯早朝では1ドル111円台前半、1ユーロ129円台後半で推移しています。
東京株式市場では、円高推移を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は20048円の反落スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価の大台20,000円攻防を確認。下値到達後は安値もみあいとなりました。
後場も同レベルの水準探りから前場安値を割り込むと下げ幅を広げ、後場一段安となっています。
日経平均株価終値は、119.80円安の19,959.84円。東証1部の売買代金は概算で2兆7735億円。東証1部の売買高は概算で20億2809万株。値上がり銘柄は807(39%)に対し値下がりは1087(53%)、変わらずは128(6%)となりました。
指数反落とともにメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>、日経平均株価構成比率上位のソフトバンク<9984>、ファナック<6954>などが軟調。指数を押し下げています。
決算銘柄の東京エレクトロン<8035>、日産自動車<7201>、アルプス電気<6770>、アイシン精機<7259>、大和証券<8601>、富士通<6702>なども売られました。
売買代金上位では、決算評価でセイコーエプソン<6724>、デンソー<6902>、オムロン<6645>などが好調。コンテンツ関連のアカツキ<3932>なども賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位に証券商品、その他製品、空運、海運、化学、電気機器、紙パルプ、機械、ガラス土石、サービス、ゴム製品、鉄鋼、輸送用機器、情報通信などが並びました。
一方、値上がり上位は電気ガス、精密機器、食料品、不動産、建設、水産農林、陸運、鉱業、繊維製品、卸売、医薬品などとなっています。
個別では、決算評価で小糸製作所<7276>、日立建機<6305>、増額修正のセイコーエプソン<6724>、ポーラ・オルビスホールディングス<7927>などが物色されました。
新興市場では、アカツキ<3932>、エスメディオ<3913>、アトラエ<6194>、INEST<3390>、アイフリーク<3845>、インフォコム<4348>、アサカ理研<5724>、プラマテルズ<2714>などが賑わっています。