株式市況「日経平均株価は24円安の小反落 日中値幅は58円と膠着 中核銘柄は高安まちまち コンテンツ関連にテーマ物色」
昨晩の米国市場は高安まちまち。米小売売上高の予想超過が手掛かりとなったものの、小売や通信などの下げが確認されています
ダウ平均株価は、前営業日比5.28ドル高の21,998.99ドル。ナスダック総合指数は7.22ポイント安の6,333.01ポイントで取引を終えました。
為替相場では、1ドル110円台を固める動きに。東京時間帯早朝では1ドル110円台半ば、1ユーロ129円台後半で推移しています。
東京株式市場では、前営業日に大きく買い直されていた経緯から利益確定売りや戻り売りが先行。日経平均株価始値は19750円の小反落スタートに。
寄り付き後は、押し目買いで切り返す動き。ただ、上値は重く、前営業日終値を挟んでのもみあいとなりました。
後場も押し目買いと戻り売りが交錯。前営業日終値を挟んでのもみあいに終始しています。
日経平均株価終値は、24.03円安の19,729.28円。東証1部の売買代金は概算で1兆8757億円。東証1部の売買高は概算で14億3539万株。値上がり銘柄は1034(51%)に対し値下がりは874(43%)、変わらずは115(5%)となりました。
指数もみあいで中核銘柄は高安まちまち。三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>らが売られた半面、ソニー<6758>、みずほFG<8411>、ホンダ<7267>が買われています。
決算評価継続のリクルートホールディングス<6098>、アルプス電気<6770>などが上昇。ただ、安川電機<6506>、東京エレクトロン<8035>などには利益確定売りが出ました。
売買代金上位では、コンテンツ関連のKLab<3656>、アエリア<3758>、enish<3667>らが活躍。月次好調のペッパーフードサービス<3053>なども賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値下がり上位にその他金融、建設、ゴム製品、小売、不動産、鉱業、紙パルプ、海運、倉庫運輸、卸売、輸送用機器、銀行、電気ガスなどが並びました。
一方、値上がりは石油製品、水産農林、空運、サービス、陸運、医薬品、化学、非鉄、食料品、繊維製品、精密機器などとなっています。
個別では、格上げのジャパンディスプレイ<6740>、目標株価引き上げのダイフク<6383>などが材料で物色されました。
新興市場では、サイバーステップ<3810>、アンジェス<4563>、ジーエヌアイグループ<2160>、中村超硬<6166>、ソウルドアウト<6553>、総医研ホールディングス<2385>、ソレイジア<4597>、ディー・ディー・エス<3782>、デジタルアドベンチャー<4772>、UTグループ<2146>、ビーマップ<4316>などが賑わっています。