日経平均株価は479円高の大幅反発 一気に昨年来高値を更新し高値引け 全業種上昇でほぼ全面高商状 新興軽量級も短期物色続く
昨晩の米国市場は上昇。経済指標好感の買いが主導、金融関連を中心に相場を押し上げています。
ダウ平均株価は、前営業日比119.16ドル高の19,881.76ドル。ナスダック総合指数は45.97ポイント高の5,429.08ポイントで取引を終えました。
為替相場では、1ドル118円台の円安推移を確認。東京時間帯早朝では1ドル117円台後半、1ユーロ122円台後半の水準で取引されています。
大発会を迎えた東京株式市場では、年末年始休場中の外部要因進展を受けて買いが先行。日経平均株価始値は19298円の反発スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が節目19300円を奪回。1ドル118円台の円安推移とともに上げ幅を広げました。
後場も買い気が続いており、節目19500円台乗せ。昨年来高値を更新するなど、取引終盤まで買い優勢で推移しています。
日経平均株価終値は、479.79円高の19,594.16円。東証1部の売買代金は概算で2兆6851億円。東証1部の売買高は概算で23億7573万株。値上がり銘柄は1851(92%)に対し値下がりは121(6%)、変わらずは31(1%)となりました。
指数大幅反発で日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、みずほFG<8411>、三井住友FG<8316>なども総じて強く、指数を押し上げています。
一方、東芝<6502>、任天堂<7974>、アルプス電気<6770>などが売られたものの、円安推移でトヨタ<7203>、富士重<7270>、ホンダ<7267>、マツダ<7261>の輸送用機器、ソニー<6758>、キヤノン<7751>ら電気機器など外需関連の強さが目立ちました。
売買代金上位では、指数浮上とともに日経レバレッジETF<1570>、材料性でシャープ<6753>なども賑わっており、短期資金も大型株に向かっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落で全業種が上昇。値上がり上位に海運、鉄鋼、紙パルプ、証券商品、ガラス土石、非鉄、輸送用機器、保険、不動産、銀行、石油製品、その他金融、ゴム製品、機械、金属製品などが並びました。
一方、値上がり下位にはサービス、医薬品、食料品、その他製品、水産農林などとなっています。
個別では、運転手のいない完全自動運転のクルマを試作したと報じられたルネサスエレクトロニクス<6723>、値上げ実施のJFEホールディングス<5411>、タイの鉄道貨物輸送事業に参入すると報じられた豊田通商<8015>なども物色されました。
新興市場では、MSジャパン<6539>、マイネット<3928>、メタップス<6172>、シンシア<7782>、リネットジャパン<3556>、リアルワールド<3691>、サードパーティ<2488>、ネクストウェア<4814>などが賑わっています。