日経平均株価は16円高の反発 朝安から円買い一服で見直し メガバンク、中核銘柄が下げ止まり 調査機関の投資判断を材料視
先週末の米国市場は堅調。良好な消費指標が確認されており、消費関連を中心に買い優勢で推移しています。
ダウ平均株価は、前営業日比4.28ドル高の20,624.05ドル。ナスダック総合指数は23.68ポイント高の5,838.58ポイントで取引を終えました。
為替相場では、米国祝日を前にドルロングを手仕舞う動きが強まり、東京時間帯早朝では1ドル112円台後半、1ユーロ119円台後半の水準で取引されています。
東京株式市場では、ドル軟調を嫌気した売りが先行。日経平均株価始値は19161円の続落スタートに。
寄り付き後は、円買い圧力後退とともに朝安から下げ渋る動き。前引け前には節目19200円奪回を果たしました。
午後には1ドル113円台を回復しており、後場の日経平均株価はプラス転換。大引け前まで堅調展開が続いています。
日経平均株価終値は、16.46円高の19,251.08円。東証1部の売買代金は概算で1兆7127億円。東証1部の売買高は概算で14億9739万株。値上がり銘柄は1057(52%)に対し値下がりは783(39%)、変わらずは162(8%)となりました。
指数反発とともにメガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>が切り返す動き。日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>はさえず、指数の重しとなっています。
中核銘柄のトヨタ<7203>、NTT<9432>、伊藤忠商事<8001>、村田製作所<6981>らが買われた半面、任天堂<7974>、ソニー<6758>、楽天<4755>、日立<6501>などが売られました。
売買代金上位では、米通信企業売却観測報道でソフトバンク<9984>、自社株買いのブリヂストン<5108>、目標株価引き上げのアカツキ<3932>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位にゴム製品、情報通信、空運、海運、電気ガス、銀行、小売、その他金融、金属製品、陸運、不動産、食料品、証券商品などが並びました。
一方、値下がりは石油製品、鉱業、繊維製品、その他製品、水産農林、医薬品、機械、非鉄、保険、化学などとなっています。
個別では、分割実施のJCU<4975>、ヨネックス<7906>、自社株買いのハーツユナイテッドグループ<3676>、増配の技研製作所<6289>などが物色されました。
新興市場では、アカツキ<3932>、マイネット<3928>、アライドアーキテクツ<6081>、フィル・カンパニー<3267>、モブキャスト<3664>、リファインバース<6531>、WASHハウス<6537>、安江工務店<1439>、オンキヨー<6628>、DWTI<4576>、キャピタルアセット<3965>、野村マイクロ<6254>などが賑わっています。