日経平均株価は56円高の5日続伸 TOPIXは9連騰を記録 地震発生乗り越え堅調展開続く 鉱業株、材料株に資金循環
昨晩の米国市場は上昇。主要4株価指数が揃って最高値を更新するなど、買い優勢で推移しています。
ダウ平均株価は、前営業日比88.76ドル高の18,956.69ドル。ナスダック総合指数は47.35ポイント高の5,368.86ポイントで取引を終えました。
為替相場では、東京時間帯早朝での地震発生もあり、円安推移も一服。東京時間帯早朝では1ドル110円台後半、1ユーロ117円台後半の水準で取引されています。
東京株式市場では、売り買い交錯の立ち上がり。日経平均株価始値は18091円の小反落スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価の前営業日終値を挟んで利益確定売りと押し目買いが交錯しました。
昼休みに円買い圧力が一巡、後場寄りから買いが先行しており、上値を試す動き。大引けまで買い気が続いています。
日経平均株価終値は、56.92円高の18,162.94円。東証1部の売買代金は概算で2兆1727億円。東証1部の売買高は概算で19億6090万株。値上がり銘柄は1210(60%)に対し値下がりは650(32%)、変わらずは127(6%)となりました。
指数続伸の堅調展開のもと日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>が買われたほか、ソニー<6758>、KDDI<9433>、NTT<9432>、東芝<6502>なども上昇。指数を押し上げています。
一方、トヨタ<7203>、三菱UFJFG<8306>、野村ホールディングス<8604>、日産自動車<7201>、村田製作所<6981>などが軟調。利益確定売りに押されました。
売買代金上位では、指数レバレッジETFの日経レバレッジ<1570>、任天堂<7974>が堅調。材料性でカルソニックカンセイ<7248>が強く、直近人気化の見られたイグニス<6954>は売られています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位に鉱業、石油石炭、情報通信、水産農林、鉄鋼、非鉄、小売、紙パルプ、繊維製品、不動産、その他製品、卸売、建設、サービスなどが並びました。
一方、値下がりは海運、輸送用機器、金属製品、証券商品、ゴム製品、電気ガス、電気機器となっています。
個別では、目標株価引き上げのバンダイナムコ<7832>、森永製菓<2201>、日本ハム<2282>、格上げのクックパッド<2193>、オムロン<6645>などが物色されました。
新興市場では、グリペプ<4594>、CYBERDYNE<7779>、フリークアウト<6094>、アドウェイズ<2489>、インソース<6200>、チエル<3933>、アストマックス<7162>、ピクセル<2743>、ジェイテック<2479>、テックファーム<3625>などが賑わっています。