株式市況「日経平均株価は210円高の4日続伸 高値引けで19300円接近 外需関連を中心に中核銘柄が強い 決算銘柄に短期資金流入」
昨晩の米国市場は上昇。キャタピラー、マクドナルドらの決算が好感されたほか、減税期待の買いも相場を押し上げています。
ダウ平均株価は、前営業日比232.23ドル高の20,996.12ドル。ナスダック総合指数は41.67ポイント高の6,025.49ポイントで取引を終えました。
為替相場では、米国株高とともに1ドル111円台の円安推移が確認されており、東京時間帯早朝では1ドル111円台前半、1ユーロ121円台半ばで推移しています。
東京株式市場では、米国株高、円安推移を好感した買いが先行。日経平均株価始値は19184円の続伸スタートに。
寄り付き後は、高寄り後は売り買いが交錯。日経平均株価が節目19200円を挟んで高値もみあいに終始しました。
後場では、日経平均株価の前場高値更新から上げ幅を広げる動き。節目19300円に迫る高値引けとなっています。
日経平均株価終値は、210.10円高の19,289.43円。東証1部の売買代金は概算で2兆5099億円。東証1部の売買高は概算で20億3553万株。値上がり銘柄は1655(82%)に対し値下がりは294(14%)、変わらずは65(3%)となりました。
指数続伸とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>も買われており、指数を押し上げています。
円安推移とともにトヨタ<7203>、パナソニック<6752>、キヤノン<7751>、三菱電機<6503>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>、マツダ<7261>ら外需関連も好調でした。
売買代金上位では、材料性で東芝<6502>、日立<6502>、日立国際電気<6756>、バイオ関連のソレイジア<4597>、キャタピラー好決算でコマツ<6301>なども賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落で全業種が上昇。値上がり上位には石油製品、輸送用機器、ゴム製品、非鉄、銀行、機械、ガラス土石、海運、鉱業、電気機器、金属製品、卸売、鉄鋼などが並びました。
一方、値上がり下位には小売、情報通信、電気ガス、その他製品、医薬品、陸運、空運、食料品などとなっています。
個別では、決算のエムスリー<2413>、キヤノン電子<7739>、アーレスティ<5852>、日神不動産<8881>、東急建設<1720>、増額のIHI<7013>などが物色されました。
新興市場では、テモナ<3985>、ミクシィ<2121>、アセンテック<3565>、インターネットインフィニティー<6545>、マイネット<3928>、ドリコム<3793>、アライドアーキテクツ<6081>、ラクス<3923>、ロングライフ<4355>、ラクオリア<4579>、システム情報<3677>、野村マイクロ<6254>などが賑わっています。