株式市況「日経平均株価は63円高の続伸 戻り売りで伸び悩みも堅調 メガバンクの戻りが指数押し上げ 材料株、新興軽量級も活況」
昨晩の米国市場は上昇。地政学リスク後退とともに薄商いのなか買いを集めています。
ダウ平均株価は、前営業日比183.67ドル高の20,636.92ドル。ナスダック総合指数は51.64ポイント高の5,856.79ポイントで取引を終えました。
為替相場では、は財務長官発言を好感したドル買いが優勢。東京時間帯早朝では1ドル109円台前半、1ユーロ116円台前半の水準で取引されています。
東京株式市場では、1ドル109円台の円安推移が確認されており、見直し買いが優勢。日経平均株価始値は18497円の続伸スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が節目18500円台に乗り直す動き。ただ、買いは続かず、戻り売りで伸び悩みました。
後場では前場安値を割り込み、前営業日終値に迫ったものの、見直し買いで堅調もみあいで推移しています。
日経平均株価終値は、63.33円高の18,418.59円。東証1部の売買代金は概算で1兆7744億円。東証1部の売買高は概算で15億7522万株。値上がり銘柄は1494(74%)に対し値下がりは415(20%)、変わらずは106(5%)となりました。
指数続伸とともに日経平均株価構成比率上位のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>、みずほFG<8411>などが買われており、指数を押し上げています。
メガバンクの戻りとともにオリックス<8591>、野村ホールディングス<8604>の金融関連も堅調。中核銘柄のソニー<6758>、NTT<9432>、SUBARU<7270>、村田製作所<6981>なども買われました。
売買代金上位では、新型機好調の任天堂<7974>、出資先の鴻海精密の東芝<6502>買収の参加報道でシャープ<6753>、直近IPOのソレイジア<4597>、コンテンツ関連のアカツキ<3932>などが賑わっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位にその他金融、銀行、紙パルプ、倉庫運輸、その他製品、金属製品、ガラス土石、電気ガス、証券商品、海運、情報通信などが並びました。
一方、値下がりは水産農林、食料品、石油製品、非鉄、鉄鋼の5業種となっています。
個別では、ICタグ関連のサトー<6287>、トッパン<7862>が好調。業績観測報道のアイフル<8515>、決算評価の四国化成工業<4099>などが物色されました。
新興市場では、ソレイジア<4597>、アカツキ<3932>、ファイズ<9325>、グノシー<6047>、ティーケーピー<3479>、ディー・ディー・エス<3782>、ブロッコリー<2706>、フューチャーベンチャーキャピタル<8462>、ケアサービス<2425>、オプトエレクトロニクス<6664>などが賑わっています。